Avidは、オンデマンドでメディア制作機能を提供するクラウドサービスとソリューションプラットフォームである「Avid | On Demand」を発表した。Avid | On Demandソリューションとサービスは、2018年の後半にMicrosoft Azureで公開されます。

Avid | On Demandにより、ユーザーはあらゆる場所・デバイスに向けたコンテンツを効率的に管理し、配信することができるとしている。また、多くのコンテンツ変換と品質管理タスクを自動化し、ジョブを完了するために必要なクラウドリソースのレベルを自動に準備できる。ユーザーはサードパーティのハードウェアを統合したり管理したりしなくても、必要なときに必要なリソースのみを購入することが可能。

Avid | On Demandには、機械学習やcognitive services(認知サービス)をメディアに精通した方法で制作ワークフローに適用する新しいAvid | AI Suiteが含まれる。さらに、Avid | On Demandクラウドソリューションには、どこからでもインデックスされたコンテンツライブラリを保存、共有、アクセスを可能にするShared Library On Demand(共有ライブラリオンデマンド)が含まれる。また、新しいEditorial On Demandにより、編集チームは、場所に関係なく、フォルダ、プロジェクト、ビン、メディアを共有可能。Avid | On Demandの詳細は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

Avid | On Demandクラウドサービスには、以下が含まれます:

■Avid l AI:Avidおよびサードパーティの新しい機能スイートにより、クローズドキャプションの検証、言語の検出、顔の認識、シーンの検出、および音声からテキストへの変換など、コンテンツのインデックス自動化を実現。Avid | AIサービスには、以下が含まれます。

  • Avid Phonetic Search:Avid独自の音声検索方法により、自動的にメディアのインデックスが作成され、ユーザーは単語やフレーズを入力して簡単にコンテンツを見つけることができます。
  • Avid | Illuminate On Demand:Illuminate On Demandは、コンテンツサプライチェーンの一環として、字幕や言語の検証プロセスを自動化します。オンデマンドサービスとして実行することで、メディアのフルライブラリを迅速に分析し、時間、リソース、お金を節約するとともに、精度を大幅に向上させることができます。
  • Microsoft Cognitive Services:MediaCentral®のお客様は、MicrosoftのCognitive Servicesを利用することにより、顔検出、シーン認識、音声からテキストインデックス作成などの機械学習アルゴリズムを使用してコンテンツを自動索引付けし、容易に検索できる豊富なメタデータのライブラリを作成します。
  • ■Avid | Transformation Services:コンテンツをトランスコードしてパッケージ化して、任意のプラットフォームに配信する一連のサービス。Avid Transformation servicesには、Microsoft Media ServicesなどのAvidおよびサードパーティのサービスが含まれます。

Avid | On Demandクラウドソリューションには、以下が含まれます:

■Shared Library On Demand:強力なクラウドベースのメディアライブラリで、MediaCentralを使用してコンテンツを保存、管理、検索し、分散したクリエイティブチームを結ぶことができます。編集者、ログ担当者、ディレクター、プロデューサー、アーカイブ担当者はすべて共通のライブラリに接続できます。共通ライブラリを使用すると、どのデバイスからでもメディアにアクセスできます。

■Editorial On Demand:新しいシステムに投資して新しいシステムを構築するのではなく、新しいプロジェクトを処理する編集能力を増やす必要がある場合、必要なAvid Media Composer®ライセンスとストレージだけでAvid On Demandダッシュボードからリソースを確保できます。その後、再び元に戻すことも可能です。これら全て、完全に制御された安全な環境で行うことができます。