Avidは、VENUE | S6Lライブサウンドシステムシリーズの拡張を発表した。3機種の新しいコントロールサーフェス、1機種の新しいエンジン、2機種の新しいI/Oラックが含まれる。これらは同一のプラットフォームで動作する。

Avid VENUE | S6Lは、モジュラー式のライブサウンドミキシングシステム。今回の発表によりVENUE | S6Lは、どのような催しにもスケーラブルに合致する、より多くのオプションコンポーネントを持つことになったとしている。ユーザーは5機種のサーフェスの中から、自身のミックスに適したものを選択可能。新しいS6L-48D、S6L-24C、S6L-16Cなどが加わり16から48フェーダーの中で選択できる。これらのサーフェスはさらに新しいE6L-112も含んだ3機種のエンジンとの接続が選択でき、新しいStage 32やLocal 16を含む、4機種のI/Oラックとの間に組み合わせて接続可能となる。

VENUE | S6Lのモジュラー設計は、コントロール性を変えたり、プロセッシング性能を上げたり、必要な入出力の増減に対応可能。すべてのシステムはVENUEショー・ファイルの互換性が100%担保され、どんなシステム構成をとったとしても、そのサウンドクオリティは全く同じだとしている。さらに、S6LのTrue Gainテクノロジーによって、ネットワーク上の複数台のS6Lシステム間で簡単にI/Oラックのシェアができ、分岐による音質の劣化もなく、入出力のケーブルやセットアップ時間、またトランポスペースなどを節約することができるとしている。

(以下、プレスリリースより引用)

■新しいコントロールサーフェス:

  • VENUE | S6L-48D:48+2フェーダー、160アサイナブル・ノブ、1マスター・タッチスクリーン、5チャンネルタッチモジュール
  • VENUE | S6L-24C:24+2フェーダー、32アサイナブル・ノブ、1マスター・タッチスクリーン
  • VENUE | S6L-16C:16+2フェーダー、32アサイナブル・ノブ

■新しいエンジン:

  • VENUE | E6L-112:112入力処理チャンネル、48ミックス・バス+LCR

■新しいI/Oラック:

  • Stage 32—さまざまなアナログI/O、デジタルI/O、Danteカードオプションから選択可能な最大32の入力/出力の組み合わせをサポート。小規模なステージに柔軟なI/Oで対応、またはリモートI/Oのニーズに対応
  • Local 16—8アナログ入力、8アナログ出力、8AESデジタル入力/出力。コンパクトなパッケージで、コントロールサーフェスローカルI/Oを拡大

※オプションカードは、コアシステムには付随しておりません。別途購入が必要です。