株式会社エーディテクノは、フルHD 8.9型IPS液晶パネル搭載業務用マルチメディアディスプレイシリーズとして「LCD8901(HDMIモデル)」「LCD8901MT(タッチモデル)」「LCD8901S(SDIモデル)」の3機種を2018年11月7日に発売する。希望小売価格はオープン。市場想定価格はLCD8901が税別38,000円前後、LCD8901MTが税別43,000円前後、LCD8901Sが税別108,000円前後。
HDMI、VGA、ビデオ入力端子を搭載
LCD8901シリーズは、フルHD解像度(1920×1200)で、8.9型ワイドタイプの輝度(350cd/m2)、視野角(170°/170°)、コントラスト比(800:1)のIPS液晶パネルを採用した業務用マルチメディアディスプレイ。液晶表面にはOCA(Optical Clear Adhesive)光学透明接着剤により硬度6Hのガラス装着を施し、クリアで強固な設計を実現している。接続端子はHDMI、VGAとビデオ(RCA)入力端子を各1系統と音声(赤・白RCA)端子を搭載。HDMI入力端子はBlu-rayなどの著作権付きデジタルコンテンツの再生に必要なHDCPにも対応する。
3G-SDI入出力端子を搭載
SDI搭載モデルLCD8901Sでは、SMPTE 424M/SMPTE 292M/SMPTE 259M規格に準拠した3G/HD/SD-SDI入出力端子を搭載。入力されたSDIをパススルーするSDI出力端子も搭載されているので、モニター同士でのデイジーチェーンも可能。
タッチパネルモデルLCD8901MTでは、静電容量式マルチタッチパネルを採用。Windows10で標準サポートされている10点マルチタッチ操作が可能。
またOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)設定画面より表示アスペクト比を「フル(16:10)」「4:3」「16:9」「1.85:1」「2.35:1」から選択できる。その他、ピクセル等倍表示機能、アンダースキャン表示機能、反転表示機能など、さまざまな用途に合わせて利用可能な機能を搭載し、これらの機能をボタンの長押しで呼び出すファンクションキー機能と音声を外部出力する3.5φミニピン端子も搭載している。
低重心無段階調整可能な自立スタンドを採用しており、モニターを様々な角度に設置可能。スタンドを折りたたんでの持ち運びにも便利な設計となっている。本体背面にVESAマウントインタフェース規格FPMPMI 75x75mmの壁掛け用ネジ穴と、スタンド背面にも壁掛け用フック穴を搭載し壁掛けでの設置も可能だ。また、ディスプレイへの蛍光灯や太陽光などの映り込みを軽減し、表示を見やすくする専用アンチグレアフィルムがオプションで用意されている。
なお、LCD8901シリーズでは、同社マルチメディアディスプレイシリーズで初となる安心3年保証(液晶パネル、LEDバックライト含む)が提供される。