NVIDIAはCES2019で、パワーアップした「NVIDIA GeForce RTX」GPUシリーズを発表した。本グラフィックスカードを組み込んだラップトップPC「GeForce RTX」が、今月末よりサードパーティPCベンダーから40モデルほど登場するが、そのうち17モデルは「GeForce RTX2060/2070/2080」を搭載した超薄デザインラップトップPC「GeForce RTX Max-Q」である。

発表会では、GeForce RTX 2080 Max-Qで、6K REDCODE RAWファイル(R3D)(60fps)をプレイバック再生し、またオートデスクMaya 3Dアニメ―ションを利用した編集ワークフローを見せ、最強な映像制作環境を実証した。

GPUアクセラレーションパフォーマンスをプログラミングするCUDAベースでアクセラレーションを駆動する、R3D RAW SDKを使用すれば、ラップトップPCでもプリキャッシュやプロキシ生成を行わずにR3Dファイルのポスト編集が可能になる。言い換えれば、NVIDIAのGPUは、プリキャッシュやプロキシ生成なしで、RED MONSTROの8192×4320/24pを再生できる唯一のパワー処理ソリューションと言える。

RED-CineX(ベータ版)でシステムプリファレンスからCUDAをアサインする。これでCUDAベ―スのアクセラレーションがGPUに展開される

左は通常、右側はCUDAアクセラレーションを展開した後のパフォーマンス負荷値。GPUにオフロードされ、CPU 50%以下、GPU 60%程度に処理が分散される。CUDA-GPUになると、バッファがかかっていた8K R3D RAWファイル再生が、なめらかに実行された。RED DRAGONで収録した4K-6K映像データであれば、超速処理が期待できる

NVIDIAとRED Digital Cinemaは2018年8月のSIGGRAPHにて、NVIDIA GPUにR3Dフッテージの計算集約型デコードとディベイヤをオフロードすることで、8Kビデオ処理を高速化するイニシアチブを発表している。これらの機能を可能にする「R3D RAWデコードSDK」は現在ベータ版で、Adobe、Colorfront、HP社では、本SDKを使って独自ソフトウェアの開発に着手している。同年の12月には、NVIDIAとRED両社でイベントを開催し、一基のNVIDIA QUADRO RTX 6000を搭載したシングルCPUの HP Z4ワークステーションで、8K R3Dの再生、編集、カラーグレーディングが可能なことを証明した。Colorfrontも同イベントで、NVIDIA GPUとAJA Kona 5ビデオカードを介し、8K/60pビデオ出力を実演している。

8Kのリアルタイム処理パフォーマンスは、NVIDIA TITAN RTXまたはGeForce RTX 2080 Ti GPUでも可能という。TITIAN RTXを一基搭載した汎用i9コアワークステーションで、RED-CineX編集ソフトを利用し、フル8K R3D/24pをリアルタイム出力・再生している。Facebookより

(ザッカメッカ)