Blackmagic Designは、「Fusion 16 Studio」を発表した。Fusion 16 Studioのパブリックベータ版は同社Webサイトから無償でダウンロード可能。
Fusion 16 Studioは、DaVinci Resolve内のFusionで改善された要素を、スタンドアロン型のFusionにすべて反映するメジャーアップグレード。ユーザーインターフェースが更新され、よりモダンになり、パフォーマンスも高速化した。3D作業はすべてGPUアクセラレーションが適用されるため、反応が早く、双方向性に優れているという。さらに、多数のGPUアクセラレーション・ツールを搭載しており、時間エフェクト、ディゾルブ、ステレオ3D、ベクトルモーションブラー、コーナー配置、カラーツールなどが含まれる。Bスプラインやビットマップ・マスクに加え、平面/カメラトラッカーもアクセラレートされている。メモリ管理も改善されたため、多数のツールを使用した大規模な合成でも信頼性が高くなり、Fusion 16の速度と安定性は今までと比較して劇的に改善されたとしている。
Blackmagic DesignのCEO グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
Fusion 16は、今までのFusionソフトウェアのリリースで最も大きなアップデートです。過去12ヶ月の間に、より大人数となったDaVinci Resolveのエンジニアチームによりユーザーインターフェースが新しくなり、ツールセットが更新されました。何よりエキサイティングなのは、すべての3D作業、多数のツール、トラッカー、マスクなどに対するGPUアクセラレーションによりパフォーマンスと信頼性が大いに改善されたことです。さらに多くのエンジニアがFusionの開発に取り組むことで、Fusionは明らかに進化しています!
なお、Fusion 16 Studioは、2019年4月8日から11日(米国時間)に米国ラスベガスで開催中のNAB2019の同社ブース(サウスホール/SL216)にて展示されている。