パナソニック株式会社は、放送用肩載せ型4Kカメラレコーダーの新しいラインアップCXシリーズの新製品として「AJ-CX4000GJ」を2019年12月に発売する。希望小売価格は税別2,700,000円。
AJ-CX4000GJは、B4レンズマウントのレンズ交換式カメラレコーダー。大型1,114万画素イメージセンサーを搭載し、オーバーサンプリングにより水平解像度2000TV本の高画質4K(UHD)映像収録が可能で、HDR(BT.2100/BT.2020)にも対応。
4K映像の記録にはHEVCコーデックを採用しており、4K/10ビットを約100Mbpsのビットレートで長時間収録が可能。記録メディアはexpressP2カードまたはmicroP2カード(SDXCメモリーカードも使用可能)が選択可能で、従来のP2HDシリーズ「AVC-ULTRA」コーデック(HD)の記録にも対応。また、12G-SDIからUHD 60p(50p)10ビット4:2:2出力が可能。
ダイレクトストリーミング機能(RTSP/RTMP/RTMPS)によりライブ配信サービスに配信可能で(HDモード時)、ロック機構付のLAN端子(1000BASE-T対応)はNDI|HX接続に対応。これにより、IP接続による伝送とカメラコントロールが可能となり、同社リモートカメラとも組み合わせた収録・配信のシステムに連携する。AJ-CX4000GJの主な特長は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
1.大型1,114万画素センサー搭載、水平解像度2000本の高画質4K&HDR対応
- 大型1,114万画素MOSセンサーを搭載(4/3型)。
オーバーサンプリングにより水平解像度2000TV本を実現。- B4レンズマウントと2/3型イメージサークルにより被写界深度を確保。
- 4K収録においてもハイセンスモードによりF10(59.94Hz)/F11(50Hz)の高感度。
- HDR対応:HLG(ハイブリッドログガンマ)を搭載、BT.2100、BT.2020対応HDR映像をサポート。
- 12G-SDI出力:UHD 60P(50P)10ビット4:2:2の高画質出力が可能。
2.高効率HEVCコーデックと高速expressP2カード、軽快な4K収録ワークフロー
- 高効率&高画質の「HEVC」(H.265)コーデック、4K10ビットの高画質を100 Mbpsビットレートで記録。
- P2HDシリーズの「AVC-Ultra」コーデック(P2 MXFファイル)もサポート。※3
- 高速オフロードが可能な放送用高信頼性メディア「expressP2」カードスロットを装備。
- 「microP2」カード/SDXCメモリーカードスロットを2基装備。低ランニングコストの運用も可能。
- 本体3.4kgの軽量、すぐれた重量バランスによる軽快なショルダーオペレーション。
- 3.5型液晶カラーモニターを搭載。約276万画素の高精細、タッチパネルによるメニュー操作が可能。
- タイムコード、オーディオ入力レベルなどステイタス表示が屋外でも鮮明な、2.4型白黒有機ELディスプレイを搭載。
3.RTMP対応のHDストリーミング、NDI|HX対応のIP接続などネットワーク対応
※3:「expressP2」カードまたは「microP2」カードに収録。従来のP2カードは使用できません。 AVC-Intra200/100/50コーデックはファームウェア・バージョンアップにより、今後対応予定です。
- HD「ダイレクトストリーミング」(RTSP/RTMP/RTMPSプロトコル)機能により各種ライブ配信に対応。
- 簡単IP接続で映像伝送・制御を従来のLAN環境下で実現するNDI|HXに対応。※4
- 有線LAN接続によるIPリモートコントロールに対応。LAN端子はロック機構付。
- CX ROPアプリ(iOS/Android)でタブレット/スマートフォンからワイヤレスコントロールが可能。※5
※4:NDIはNewTek社の「ネットワークデバイスインターフェイス」技術です。使用には別途、NewTek社が提供するライセンスキー(有償)が必要です。
※5:iPad用:iOS 9以上対応。アンドロイド端末用:Android 5.0以上対応。ワイヤレスモジュール(別売/AJ-WM50GT)が必要です。※掲載の製品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。Android、アンドロイドは、Google LLCの商標または登録商標です。iOSは、Ciscoの米国およびその他の国における商標または登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています。
なお、AJ-CX4000GJは、2019年11月13日から11月15日(金)まで幕張メッセで開催される国際放送機器展「InterBEE2019」の同社ブース(ホール2/ブースNo.2514)にて展示予定。