株式会社エーディテクノは、デジタルフォーキャスト社製の4K UHD対応製品「Bridge UHD」シリーズの、4K UHD対応 HDMI 2.0→12G-SDI/クワッド3G-SDIコンバーター「UHD_HS」を2019年11月12日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税別97,000円前後。
UHD_HSは、HDMI 2.0を同軸ケーブル1本で長距離伝送可能なSMPTE ST2082に準拠した12G-SDIと、同軸ケーブル4本でUHD信号を伝送するクワッド3G-SDI(2SI)へ変換出力する4K対応映像・音声信号変換器。1系統のHDMI 2.0入力端子に2系統の12G-SDI出力端子と4系統の3G-SDI出力端子(クワッド3G-SDI)を搭載。HDMI 2.0で入力された4K信号を12G-SDIとクワッド3G-SDIにそれぞれ変換することが可能。また、12G-SDI 2系統とクワッド3G-SDIへ同時出力に対応し、計3系統の4K信号に分配出力する。
HDMI出力の4Kカメラで撮影された映像をSDI対応の映像機器に接続しつつSDIモニターへ出力したり、複数のSDIモニターへ同時に映像を表示することがUHD_HS 1台で可能。さらに、SDI信号では12G/6G/3G/1.5Gのマルチフォーマットに対応し、4K信号を同時にSDI変換と分配出力ができるため、さまざまな現場でその時々の必要に応じて使い分けをすることができるとしている。
ACアダプタを接続するDCコネクタは抜け防止のネジ式タイプを採用。本体とACアダプタをネジ式で固定するため、ケーブルを引っ張っても抜けにくい構造。また、広範囲(DC 7〜16V)の入力電圧に対応しており、付属のACアダプター以外からでも電源供給が可能。
なお、UHD_HSは、2019年11月13日から15日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2019」の同社ブース(ホール4/ブースNo.4310)にて製品版を日本初展示する。