アマゾン ウェブ サービス(以下:AWS)は、今年もInter BEEに出展する。同社展示ブース(11月18日より開催)では、4つのメディアワークロードに分けてAWSが提供する各種サービスやソリューションの紹介から、今年ローンチした新サービスの情報を紹介する。そしてウォークスルーできるバーチャルブースも展開する。
バーチャルブースでは、8つの展示コーナーにて、ハンズオンの紹介(チュートリアル)と関連資料を提供する。ハンズオンでサービスを体験している際に難しいところが発生したら、チャット機能からリアルタイムでAWS技術専門スタッフよりサポートを受けられる。バーチャルブース内では、簡単にライブ動画配信ができるフルマネージド型サービス「Amazon Interactive Video Service(Amazon IVS)」、現地のライブ映像ソースを直接AWSクラウド上のライブ動画処理サービスに転送するハードウェア製品「AWS Elemental Link」についても、動画で詳しく紹介する。
AWS Elemental Link
今年のInter BEE参加として注力を置いたのは、出展者セミナーだ。開催2日目の19日には、番組制作、スポーツ、配信、AI/ML/IoT、放送をテーマとした5つのセッションを、マラソンセミナーとして開催する。番組制作から送出まで、クラウドを利用して実施した国内事例やそれに伴うサービス展開を紹介する。
各セミナーの概要は次の通り。
「AWSを活用した番組制作事例」
(セミナーNo.ES1-201、11月19日10:00~11:00)
登壇企業:株式会社TBSテレビ、株式会社WOWOW
コロナ禍における番組制作として、リモート出演などリモートでの番組制作や社外からの映像プレビューなど、AWSを活用した最新の事例を紹介。「AWSを活用したスポーツ番組制作/配信事例」
(セミナーNo.ES1-202、11月19日11:30~12:30)
登壇企業:株式会社テレビ朝日、株式会社Jストリーム、スポラ株式会社
番組制作や配信におけるクラウド活用、特にスポーツ番組の制作/配信におけるAWSの活用について、パートナーによるスポーツに特化したソリューションも含め、具体的な事例や最新情報を紹介する。「AWSを活用した配信事例とAmazon CloudFrontの最新アップデート」
(セミナーNo.ES1-203、11月19日13:00~14:00)
登壇企業:株式会社Jストリーム、株式会社Gnzo、株式会社ネクステージ、合同会社DMM.com
クラウドを活用した動画配信を通じて視聴者体験の向上の取り組みについて、AWSを活用した最新の配信事例と、Amazon CloudFrontの最新アップデートを紹介する。「AWSのAI/Machine Learning/IoT を活用したメディア業界最新事例」
(セミナーNo.ES1-204、11月19日14:30~15:30)
登壇企業:株式会社USEN、朝日放送テレビ株式会社、一般社団法人共同通信社
視聴体験、作業効率の向上を実現するデータ活用のために、AWSが提供するデータの収集・蓄積・分析・機械学習・デリバリーと幅広くのサービスについて、実際にIoTを活用し新しいサービスや業務改善を実現した国内外の最新事例を紹介する。「AWSによる放送プレイアウトのクラウド・トランスフォーメーション」
(セミナーNo.ES1-205、11月19日16:00~17:00)
米国本社から、ワールドワイド ブロードキャスト事業開発部門長のピーター・リオーダン氏が参加し、送出部分のクラウド利用について海外での事例やクラウド技術の動向などについて説明する。
また事業者の垣根を越え、業界の職人が集結して勉強会を繰り広げているコミュニティMedia-JAWSでは、19日の夜時間に「Inter BEEに合わせて久々にやっちゃいますか」と題したオンライン勉強会を実施する。当日は、実際に手を動かしてもらうハンズオンの時間のほか、エフエム和歌山、HTB北海道テレビ、TBS、エクセラクス社からセッションがある。グループに加入しなくても参加可能。