株式会社アスクは、Seervision(シアビジョン)社が開発した業務用ビデオカメラ向け自動追尾システム「Seervision Suite」の日本国内取り扱いおよび受注を開始する。
Seervision Suiteは、AIを活用して業務用ビデオカメラのカメラワークを自動化するシステム。企業セミナーや講演、スポーツなどの撮影で、対象となる人物を高い精度で追尾し、イベントの見どころを自動で撮影する。
放送・業務用のスタジオカメラおよびPTZカメラを、Seervision社が開発した管理サーバー(DoP)に接続することで、システムが画面上の人物を認識し、人物の動きに応じてカメラを自動で制御。独自の技術でカメラマンが操作しているような自然な動きを実現でき、撮影にかかる労力とコストを削減しつつ、高いクオリティの番組制作が可能だとしている。
Seervision Suiteは、1、3、5年間のサブスクリプションでの提供となり、プランにはソフトウェアライセンス、Seervision社製ハードウェアのレンタルサービスが含まれる。
■SV for PTZs(PTZカメラ向け自動化システム)
・サーバー(DoP)が含まれる
・希望参考価格:税込1,782,000円~
・1、3、5年間のサブスクリプションプランから選択
■SV for Robotic Heads with Pauli Robotic Head(Seervision製ロボティックヘッドPauliセット込自動化システム)
・サーバー(DoP)、放送用・業務用カメラを制御するためのロボティックヘッドPauliが含まれる
・希望参考価格:税込3,553,000円~
・1、3、5年間のサブスクリプションプランから選択
Seervision社、共同設立者兼CEO Nikos Kariotoglou氏は次のようにコメントしている。
アスクは顧客ニーズを非常によく理解しているプロフェッショナルなチームです。そのアスクを日本向けのディストリビューターに迎えることができ、大変嬉しく思っています。私たちは"ライブ映像制作を楽にしたい"というビジョンが一致していて、アスクとの協力関係は長く成功したものになると確信しています。制作ワークフローの自動化において、高い信頼性と柔軟性を兼ね備え、遠隔操作を第一に考えたソリューションへのニーズは、世界的に高まっています。当社の製品を広め、お客様に対して最高レベルのサービス、サポート、包括的なカスタマーエクスペリエンスを提供するために、私たちはアスクという理想的なパートナーを見つけることができました。
株式会社アスク、代表取締役社長 武藤和彦氏は次のようにコメントしている。
映像制作の分野においても、リモート制御やAI活用が注目されている中で、高い技術力と革新性を持ったSeervision社のソリューションが、我々の顧客ニーズに適応すると確信しました。Seervision社の製品は、放送品質のカメラと連動してシステムを構成できるため、既存のいかなる映像制作ワークフローにも組み込むことができます。高い柔軟性と独創性を持つSeervision社の製品を、国内のお客様に提供できることを嬉しく思っています。AIドリブン(駆動型)のカメラシステムにより、これまで以上に創造性に満ちたコンテンツ制作が行えると期待しています。