LEDディスプレイメーカーのCreateLED社は、高さ調整可能なLEDフロアディスプレイソリューション「AirFLOOR-V1」を発表した。AirFLOOR-V1は、ピクセルピッチが1.6mmと2.6mmの2モデルをラインナップ。

AirFLOOR-V1は、ブロードキャスティングや映画のバーチャル制作、企業のレセプション、ホテル、レジャー、小売、カーショー、あらゆる展示スペースなど、さまざまな用途に適しており、あらゆるショーケース環境にさらなる没入感をもたらすとしている。

AirFLOOR-V1パネルは、パネルの前面と背面の両方でIP65に準拠した堅牢性と防水性を備えている。また、スリムで軽量なデザインのため、収納や持ち運びにも便利だという。

AirFLOOR-V1パネルは、1m四方の大きさにLEDモジュール4個を2個ずつ配置し、厚さ135mm、重さ9kgと小型・軽量設計となっている。冷却装置を取り付けた場合でも1平方メートルあたりわずか45kg。同パネルは、カーボンファイバー構造とスプライスエクストルーダー設計により、大幅な軽量化と強度を実現している。

軽量化されたAirFLOOR-V1パネルは、迅速かつ便利に設置可能。キャビネットとホルダーの間のプラグイン接続は接続の信頼性を高める。煩雑になるケーブルがないため、パネルはしっかりと固定され簡単に設定可能となっている。凹凸のある床でも容易に床面を作ることが可能だ。

AirFLOOR-V1のパネルは、3,840Hz～7,680Hzのリフレッシュレートで600～1,000nitsの明るさを実現している。22ビット、281兆色の優れたビジュアルパフォーマンスは、パネル耐久性を支えるCreateLEDのEbonyテクノロジーによって担保されている。

強靭な融着層により視野角160°を実現するとともに、黒の色味を実現することで色を浮き立たせ、20,000:1というコントラスト比により、鮮明な画像を実現する。

The Ebonyテクノロジーが施されている表面は、取り扱い、設置、輸送の間、LEDを保護し、この保護がパネルのファインピッチを可能にしている。The Ebonyテクノロジーによって湿度や温度の変化にも及び、紫外線、高温、風、腐食などのパネルに悪影響を及ぼす外的要因に対する耐性が向上する。

AirFLOOR-V1パネルは、CE、EMC、Class-A、ETL、RoHSの国際規格に適合しており、パネルあたりの最大消費電力は160W、平均消費電力は50～80W/パネルとなっている。

また、サステナビリティ（持続可能性）の観点からも設計されており、LED最大寿命は10万時間で、-20℃～50℃の温度範囲、最大90％の湿度で動作する。詳細はこちらより。