ATOMOSは、NINJA V/V+用「AtomOS」の10.71アップデートを発表した。NINJA V & NINJA V+のファームウェアのアップデートはこちら

同アップデートにより、Apple ProRes RAWソニーFSシリーズ、キヤノンEOS R5、Panasonic LUMIX BS1HのProRes RAWフォーマットでの記録に対応。また、AtomX CASTとNINJA V+との互換性が追加された。アップデート内容の詳細は以下の通り。

NINJA VとNINJA V+のRAW

ソニー

NINJA V+プロキット(またはNINJA V+にAtomX SDIユニットとSDI RAWアクティベーションを組み合わせたもの)は、FS5やFS5MK、FS5MKII、FS700、FS700rからのProRes RAW記録に対応。センサーからの連続出力で最大2K240fps、4K60fps、4K120fpsの4sバーストまでのセンサーからの連続出力が可能になったという。4K60fps、2K240fpsまでのRAW出力も可能。

また、XDCA-FS7モジュールを追加することで、ソニーFS7またはFS7 MKIIに、4K60fpsおよび2K240fpsのRAW出力を追加可能。

※ソニーからの有償RAWアップグレードが必要

キヤノン

Canon EOS R5とAtomos NINJA Vの組み合わせで、最大5KのRAW撮影が可能に。NINJA V+は8K RAWに対応しているため、4Kクロップのリフレーミングや、画像の忠実度を高められるとしている。

パナソニック

パナソニックLUMIX BS1HのリグにNINJA VまたはNINJA V+を追加すると、5.9K、30fps、4.1K、60fpsの撮影が可能となる。また、30fps、4.1K60fps、3.5K50fpsのアナモフィック撮影も可能。

AtomX CASTのアップデート

AtomX CASTのアップデートとして、NINJA V+との互換性が追加された。具体的には、ピクチャーオーバーレイ、ピクチャーインピクチャー(PiP)記録、ディップから白黒へのトランジションなどの新機能を搭載。

また、番組をそのまま録画することに加え、TXグラフィックスやPiP、トランジションを使ってSSDに直接録画することも可能。さらに、インターレース入力の対応、オーディオディレイのオプション、バグフィックスなどが更新されたとしている。