Blackmagic Designの発表によると、国際的なエンターテインメント・ポータルであるWhatCultureが、Blackmagic Studio Camera 4K ProおよびATEM Mini Extreme ISOを基軸とした配信・ウェブ放送ワークフロー用の5つの新スタジオを構築したという。
同社のワークフローには、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proも含まれ、同社のポップカルチャー・チャンネル向けのコンテンツの撮影に使用されている。
現在30名のフルタイム社員が12のYouTubeチャンネル向けのコンテンツを制作。その内容は多岐に渡り、テレビ、ゲーム、音楽、歴史、科学、テクノロジー、コミック、スポーツ、文学のチャンネルに加え、世界最大の非公式レスリングチャンネルも有している。
オフィスが手狭になったため、同社は今年5つのカスタムメイドのスタジオを含む大きなオフィスに移転した。WhatCultureのフィル・チャンバース氏は次のようにコメントしている。
各スペースは、弊社のチャンネルの異なる種類のビデオやコンテンツを制作するために特別に設計されており、ライブ配信やポッドキャストにも使用されています。
Blackmagic Designの製品は、プリプロダクションからポストプロダクションまでカバーしていて、シームレスに統合できるため、すぐに気に入りました。
Blackmagic Studio Camera 4K Proが発表された瞬間に迷うことなく導入を決めました。
新しい制作ハブには、3台のBlackmagic Studio Camera 4K Pro、ATEM Mini Extreme ISO、全体を覆えるグリーンバックを備えた3つのスタジオがあり、加えて、2つの追加スタジオスペースには、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proと使用するようにグリーンバックがリグ組みされている。
柔軟性を最も重要視しています。このセットアップでは、スタジオに入り、デスクに座って、ミキサーの収録ボタンを押すだけで済みます。ビデオをライブでミキシングしていない場合でも、各フィードは1つのハードドライブに収録され、ファイル名は自動的に付けられます。これは、コンテンツの管理において、完璧なシステムと言えます。
ATEM Miniを使用することで、編集の時間を削減することができました。また、マルチカムセットアップにより、視聴者に対してより魅力的なコンテンツを作成できるようになりました。それだけでなく、ライブ配信のニュースビデオやポッドキャストを瞬時に制作できるようになったので、ニュース速報にも対応できます。
以前は小さな三脚でDSLRを使用していましたが、今はライブでのコンテンツ制作を念頭に、収録も行えるように構築したワークフローを用いています。制作価値とアウトプットの面で極めて大きなステップアップとなりました。これには、視聴者もすでに気づいており、良い反響をいただいています。
Blackmagic Designの製品をワークフローを通して使用することにした大きな理由の一つに、プロセスを簡潔にしたかったことが挙げられます。これにより、スペースを最大限に活用でき、これまで以上に優れたコンテンツを一層速く制作できるようになりました。
WhatCultureは、新たな隙間市場的なコミュニティに対して、様々な出演者がトップテン、討論、クイズ、ニュース速報を提供していくことで、成長し続けていくだろう。