Blackmagic Design導入事例:Pandax 4Kのイベント放送・ライブ配信の場合

Blackmagic Designによると、Pandax 4Kが、アルゼンチン最大の芸術・科学・技術の展示会場「Tecnópolis」の10周年と再オープンを記念する放送およびライブ配信に、URSA BroadcastカメラおよびATEM 2 M/E Advanced Panelを使用したという。

同イベントでは、複数のステージでの音楽パフォーマンスのほか、テクノロジーや文化に関するプレゼンテーション、美食体験などが盛り込まれ、数千人が実際に来場し、4,000人以上のバーチャル観客が視聴した。

イベントの様子は、アルゼンチンのオーディオビジュアル・コンテンツの公共プラットフォーム「Cont.ar」、TecnópolisのYouTubeチャンネルおよびFacebookアカウント、アルゼンチンの国営公共放送「Televisión Pública Noticias」およびそのYouTubeチャンネルなど、複数のプラットフォームを介してライブ配信/放送された。

この大型イベントを担当することになったのが、ブエノスアイレスに拠点を置くオーディオビジュアル会社・Pandax 4Kだ。

5台のURSA Broadcastでイベントを撮影し、スイッチングにはATEM 2 M/E Production Studio 4Kライブプロダクションスイッチャー、ライブ配信/放送にはATEM 2 M/E Advanced Panelが使用された。

Blackmagic Design導入事例:Pandax 4Kのイベント放送・ライブ配信の場合

Pandax 4Kのテクニカル・スーパーバイザーであるダミアン・ペトルッチェリ氏は、次のようにコメントしている。

今回のように、様々な要素、人、ステージを扱う大規模なイベントでは、信頼性が高くて使いやすく、高品質な結果が得られる機材を選択することが非常に重要です。

私たちは、URSA Broadcastを三脚とロボット・カメラアームに取り付けて使用したのですが、このカメラは非常にコンパクトで直感的なデザインなので、即座に準備することができました。

視聴者の方々にできる限り最高の経験をお届けし、記念イベントの雰囲気を伝えたいと思っていました。そのためには、URSA Broadcastの画質が必須でした。グレイン過多のルックにはしたくなかったんです。特にいくつかの音楽パフォーマンスは夕刻に行われたので、なおさらです。URSA Broadcastの性能は素晴らしかったですね。

カメラをステージやフィールドの様々な場所に設置したため、ペトルッチェリ氏とスタッフたちは、複数アングルの映像を柔軟に撮影して、ライブ配信や放送の視聴者たちに届けることができたという。

ペトルッチェリ氏:URSA Broadcastを、ATEM 2 M/E Production Studio 4KおよびATEM 2 M/E Advanced Panelと併せて使用することで、驚くほどダイナミックにイベントをキャプチャでき、送信中にマルチカムショットを完全にコントロールできました。これらのツールは極めてパワフルで、直感的に使用できます。

Blackmagic Design導入事例:Pandax 4Kのイベント放送・ライブ配信の場合

Pandax 4Kのスタッフもまた、土壇場のニーズに対応できるよう、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4KおよびURSA Mini Pro 4.6Kカメラを携え、DeckLink 8K Proキャプチャ・再生カード、10台の10 Mini Converters Optical Fiber 12G、SmartScope Duo 4Kモニター、2台のHyperDeck Studio 12Gレコーダーも使用した。

Tecnópolis以外でも、Pandax 4KではATEM 1 M/E Production Studio 4K、ATEM Television Studio Pro 4K、ATEM Television Studio HDなどのBlackmagic Design製品を使用して、ブエノスアイレスにあるキルヒナー・カルチャーセンターで行われる音楽パフォーマンスをライブ配信している。キルヒナー・カルチャーセンターは、ラテンアメリカで最大クラスのカルチャーセンターである。

これらの公演には、オーケストラやアルゼンチンの著名な音楽家へのオマージュが含まれることもあり、キルヒナー・カルチャーセンターのYouTubeチャンネルである「Centro Cultural Kirchner」や、同センターのFacebookアカウントでライブ配信されている。

さらに、Pandax 4Kは最近、新しいURSA Broadcast G2とBlackmagic Studio Camera 4K Proもワークフローに組み込み、制作とサービスを向上。

Pandax 4Kと提携しているマルコス・ヌニェス氏とダミアン・ラマー氏は、次のようにコメントしている。

Tecnópolisのような野外のイベントでも、キルヒナー・カルチャーセンターの中で行われるイベントでも、プロダクションに対応できるか心配したことは一度もありません。Blackmagic Design製品を使用することで、クライアントが求めるサービスを自信を持って提供し、柔軟に対応できます。

Blackmagic Design導入事例:Pandax 4Kのイベント放送・ライブ配信の場合