ARRIは、Orbiterのアクセサリー「Orbiter Docking Ring」、「新型Orbiter Bag-o-Light」、「Orbiter Glass Cover」、「Orbiter Dome Mini」を発表した。近日リリース予定としている。
Orbiter Docking Ringは、照明デザイナーとDPの表現をさらに拡張させるアクセサリーと言える。Docking Ringの使用で、Orbiter、さらにサードパーティ製の光学機器を組み合わせが可能になる。
Orbiter Docking Ringの光学デザインにより、すでに使用中のツールの出力、光学性能、均質性の性能を高めることが可能。ユーザーは、ARRIの照明機器の品質とパワーによる利点を維持しながら、既に活用中の光学機器をOrbiterに取り付け、ARRIの代替機器として使用可能になる。
アダプターは追加のツールを使わず、簡単にすべてのQLMに取り付けることが可能。Docking Ringは自動的に照明機器に認識され、発光出力も性能を最大限引き出せるよう自動的に調節される。サードパーティ製の光学機器の取り付けは簡単にすばやく行うことができ、特別なツールは必要ない。内蔵の自動低騒音冷却ファンにより、サードパーティ製の光学機器も安全に使用が可能だという。
本ツールは投影用光学機器メーカー、Fresnel、Cyc-opticsなどさまざまなメーカー製の重さ7.9 kg以下の光学機器に対応する。
Orbiter Bag-o-Lightは、柔らかい、ほぼ影のない照度を作り出すことが可能。本アクセサリは巨大な管のように見えるが、Orbiterの15°Open Face光学機器を取り付けることができ、映画や写真でのクローズアップ撮影への使用に最適なツールとしている。このアクセサリは膨らませると長さ2m、直径22㎝、重さは0.86 kgとなる。Orbiter上に取り付けられたこのツール使用で標準的な15° ARRI OpenFaceからの出力された照明が美しく柔らかい光へと変化する。
Orbiter Glass Coverは小さくコンパクトで軽量な光学アクセサリ。半透明のガラスでできたGlass Coverは、色温度や色調に影響を与えず、無限の発光出力をしっかりと実現できるという。スペースが限られた光量を多く必要とする場所で近距離から撮影する場合に最適なツールとしている。Orbiterには既にQLMが組み込まれているため、取り付けが簡単で、Glass Coverは同時にOrbiterの光エンジンを保護し、移動の際のキャップカバーの代わりとしても使用できるという。
Orbiter Dome Miniは高品質かつ高密度の照明をあらゆる方向に当てることのできるツール。Dome Miniはコンパクトであり、Domeに比べ小さく軽いツール。優れた半透明の素材を使用しているため、通常の大きな布製のDomeと比較すると発光出力損失を最小限に抑えることが可能。このツールが作り出す光はスペースが限られた近距離の撮影に最適としている。Orbiter内のQLMを使用すれば、Dome Miniをすばやく簡単に取り付けることができるという。