AJA「Io X3」メイン写真

AJA社は、業務向けのThunderbolt 3接続ビデオ・オーディオ入出力デバイスの新製品Io X3を発売した。希望小売価格は税込255,200円。

小型、堅牢で持ち運び可能なIo X3は、Thunderbolt 3搭載のMacまたはPCで動作する業務向け映像・音響アプリケーションに対応。最大2K/HD60Pの高品質なHDR入出力を効率化できるという。

AJA「Io X3」説明写真

モバイルソリューションのIo X3は、リモート、オンセット、スタジオのどこでも、シングル・デュアル・マルチチャンネルSDIワークフローを実現できるとしている。現行のラップトップやデスクトップコンピュータとの間で2K/HD/SDを直接入出力可能。また、HDRにも対応する。

静音仕様のIo X3は、さまざまな制作環境でキャプチャーや出力をする際に活用できるという。ハイエンドのカラーグレーディング、オーディオミキシング、オンセットモニタリングやプレイバック、リモート編集やVFXを扱う環境に最適としている。

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WirecastやOBSを使用するワークフローでは、4系統の独立した入力端子により、各ソースのマルチビュー同時モニタリングを実現。Io X3には、入出力を切り替え可能な8系統のアナログオーディオ端子が搭載されており、8チャンネルすべてを入力または出力に設定できるほか、4チャンネルを入力、残りの4チャンネルを出力できる。また、3.5mmアナログオーディオ端子も搭載されていて、ヘッドフォンを直接つなぐことが可能。

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SDI端子は最大16チャンネル、HDMI端子は最大8チャンネルのエンベデッドオーディオに対応。Io X3は小型かつラックマウント可能。ラックに横並びで設置できるため、スタジオ、中継車、ビデオアシストでの用途に対応。1RUのスペースで最大8チャンネルの2K/HD/SDの入出力を実現できるという。

AJA Video Systems社、社長Nick Rashby氏は次のようにコメントしている。

最近の制作環境では、急速にコンテンツ容量が増大しています。HD中心のワークフローでは、そういった素材をタイムリーに利用できるようにする柔軟性が高いツールが求められています。Io X3は、複雑な映像・音響ワークフローを簡略化します。Thunderbolt 3接続でSDIとHDMIの入出力、SDIでマルチチャンネルを入出力できる、お求めやすい価格の高品質なソリューションです。自宅、オンサイト、スタジオのどこでも、映像業務を簡単に効率化します。