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Avidは、業界プラットフォームにフォーカスしたマネージド・クラウド・ソリューションの提供拡大を発表した。世界最大級のメディア&エンターテインメント・コンテンツの制作、提供者であるパラマウント・グローバルは、ビデオ・コンテンツ制作用にAvidのマネージド・クラウド・ソリューションを世界中の制作チームに提供する契約を締結した。

パラマウント・テックの「クラウド・ファースト」の考え方をサポートする両社の新しいクラウド・サブスクリプション・サービス契約は、制作チームをインフラ管理の負担から解放し、素早く拡張できる一元化されたリソースにより、制作オペレーションを変革するという。

クラウド・プラットフォーム上で提供されるのマネージド・プラットフォームは、ビデオ編集ツール、コンテンツ管理プラットフォーム、共有ストレージをサポートする。世界中から番組、プロモーション、MTV ヨーロッパ・ミュージック・アワードなど世界規模のビックイベントでコラボレーションする数百人ものコントリビューター、エディター、プロデューサーからなるチームが、これらのツールを利用できるようになった。

パラマウント・グローバルのバイスプレジデント兼CTOのフィル・ワイザー氏は、次のようにコメントしている。

ワイザー氏:クラウドが業界にもたらす新たな枠組み(パラダイム)は、オペレーションを再構築、制作ワークフローを革新、クラウド制作エコシステムを推進して、コンテンツの可用性を加速します。

Avidのマネージド・クラウドは、エンドユーザー・ツール、制作プラットフォーム、ワークフロー管理をスケーラブルなクラウド・サブスクリプションにまとめることで、どこからでもコラボレーションできる俊敏性、スピード、機能を提供します。俊敏性と効率性のさらなる向上により、地理的に分散してパラマウント・コンテンツを制作するチームの変化するニーズに対応できます。

パラマウントは、オープンな環境を構築して、Avidとサードパーティ製編集ツールのユーザー間でのコラボレーションを確保し、コロナ禍の到来で、事業の継続性を求めてリモート編集を確立した。

両社の新たな契約により、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、米国のパラマウント制作チームは、オープンなAvid MediaCentral制作プラットフォーム、Avid Media ComposerおよびAdobe Premiereビデオ編集ソフトウェア、Avid NEXISメディア・ストレージ(すべてAvidがクラウドで管理)でテレビ番組や他のコンテンツを制作できるようになった。

Avid CEO兼社長のジェフ・ロシカ氏は、次のようにコメントしている。

ロシカ氏:クラウドに向けてパラマウントとは概念実証から始めましたが、コラボレーションの広がりは、この業界がクラウドを学び、応用して、制作チームが望むさまざまな方法を飛躍的に改善しているスピードをそのまま表しています。

Avidは、業界全体での導入を促進しながら、パラマウントがオンプレミス運用の限界をはるかに超えて、クラウドでコンテンツ制作のビジョンを実現できるようMicrosoftとのクラウド・コラボレーションのパワーを使い支援していけることを嬉しく思います。

Avidは、Microsoftとの長年にわたるStrategic Cloud Alliance(戦略的クラウド提携)から、クラウドでの大規模メディア制作に対応する製品サービスを提供している。製品サービスには、迅速に展開可能なマネージド・クラウド・プラットフォーム、Avid|Edit On Demandなどのオンデマンド・サービス、制作コミュニティ向けの認定クラウド・ワークフロー、お客様のクラウド運用に関する独自ビジョンの実現を支援するコンサルティング・プロジェクトColoud Incubationなどが含まれる。