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(左)「RF24mm F1.8 MACROIS STM」と(右)「RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM」

キヤノンは、「EOS R システム」の交換レンズ「RF レンズ」の新製品として、広角単焦点レンズ「RF24mm F1.8 MACROIS STM」と、広角ズームレンズ「RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM」を2022年8月下旬に発売する。希望小売価格はオープン、同社公式オンラインショップ販売予定価格は以下の通り。

  • RF24mm F1.8 MACROIS STM:税込96,800円
  • RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM:税込85,800円

RF24mm F1.8 MACRO IS STMは、広い画角と大きなボケ表現が楽しめる大口径・広角単焦点レンズ。スナップ・ポートレートなどの静止画撮影や、需要が高まる動画撮影などの幅広いシーンに対応するとしている。

RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMは、焦点距離15mmからの超広角撮影による表現を実現しつつ、高画質と小型・軽量を両立した広角ズームレンズ。ダイナミックな風景や自然なスナップなどの静止画撮影も、SNSで需要の高まる動画撮影も1本で幅広くカバーするRFレンズをラインアップに加えた。

RF24mm F1.8 MACRO IS STMの特長

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焦点距離24mmの広い画角と強調しすぎない遠近表現により、静止画・動画双方の撮影において幅広いシーンで使用できる。最大撮影倍率0.5倍、最短撮影距離0.14mのハーフマクロ撮影機能を搭載。焦点距離24mmの広い画角を活かしたワイドマクロ撮影を実現する。EOS RシリーズのAPS-CサイズCMOSセンサー搭載のカメラ装着時には、35mm判換算で焦点距離約38mm相当の広角単焦点レンズとして使用可能。スナップなどに適した自然な画角とレンズの明るさを生かした表現を実現するという。

F1.8の明るい開放絞り値により、背景や手前を美しくぼかした描写や、大きな玉ボケを活かした表現が可能だという。レンズの明るさを活かして速いシャッタースピードを設定することで、被写体ブレを抑えた撮影ができる。

EOS Rシステムの特長である大口径・ショートバックフォーカスを活かし、撮像面近くに大口径レンズを配置。さらに、1枚の「プラスチックモールド非球面レンズ」と1枚の「UD レンズ」を含む9群11枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減し、高画質を実現するという。

レンズ内光学式手ブレ補正機構により5.0段の手ブレ補正効果を実現した。ボディー内手ブレ補正機構を搭載しているEOS Rシリーズのカメラとの組み合わせでは、カメラとレンズによる協調制御を実現し、「EOS R5」装着時は、6.5段の手ブレ補正効果を発揮するという。気軽に持ち運ぶことができる全長約63.1mm、質量約270gの小型・軽量を実現した。

RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMの主な特長

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焦点距離15mmからの超広角を活かし、被写体との距離が十分にとれない室内や狭小スペースでの撮影や、ダイナミックな遠近感を活かした表現が可能。焦点距離30mmでは、見た目に近い自然な画角と遠近感やボケ味を活かした撮影ができ、レンズ1本で様々な写真表現を楽しめるという。

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EOS RシリーズのAPS-CサイズCMOSセンサー搭載のカメラ装着時には、35mm判換算で焦点距離24-48mm相当の使い勝手の良いズームレンズとして使用可能だとしている。EOS Rシステムの特長である大口径・ショートバックフォーカスを活かし、かつ電子歪曲収差補正を前提として、プラスチックモールド非球面レンズを効果的に配置。少ないレンズ枚数で光学系を構成し、コストを抑えながらも優れた描写力を実現したという。

1枚の「プラスチックモールド非球面レンズ」と2枚の「UD レンズ」を含む11群13枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減し、ズーム全域で画面中央部から周辺部まで高画質を実現する。全長約88.4mm、質量約390gの小型・軽量と高画質を両立した。

レンズ内光学式手ブレ補正機構により5.5段の手ブレ補正効果を実現。ボディー内手ブレ補正機構を搭載しているEOS Rシリーズのカメラとの組み合わせでは、カメラとレンズによる協調制御が可能で、「EOS R5」装着時は、7.0段の手ブレ補正効果を発揮する。手持ちでの夜景撮影など、低速シャッターで手ブレしやすいシーンにおいても手ブレを抑えて撮影できるという。

マニュアルフォーカス撮影時に最短撮影距離0.128m、最大撮影倍率0.52のハーフマクロ撮影に対応。被写体をクローズアップした迫力のある写真が撮影できるという。室内でも撮影しやすい広い画角と、屋外での快適な歩き撮りをサポートする小型・軽量設計に加え、リードスクリュータイプのステッピングモーター(STM)を搭載し、自然で滑らかに追従するAFなど、SNSで需要の高まる動画撮影ニーズに対応する。