Avidは、MediaCentralサブスクリプション・ソリューション「Media Production in the Cloud」をリリースした。
Avidの制作ツールおよびプラットフォームをベースとした同ソリューションは、放送局の高性能なオンプレミス・ワークフローと同様の使い勝手を実現。世界中で何千ものニュースが報道される中、各地にいるテレビのニュースやスポーツの制作チームが、アサイメント、アセット、メディアへアクセスして、テレビ放送からWeb、ソーシャルメディアまで、すべてのプラットフォームに速報を迅速に配信できる。
同ソリューションにより、既存のMediaCentralワークフローに加え、「Avid NEXISクラウド・ストレージ」、「MediaCentral|Stream IPインジェスト・ソリューション」をすべてクラウドから利用できるようになった。これらのツールを組み合わせることで、現場の記者がコンテンツへ素早くアクセスし、編集、公開が可能。制作チームは「MediaCentral|Collaborate」をはじめとするiOSやブラウザ・アプリを使って、リモートでストーリーを計画し、制作ができるという。
MediaCentralのオープン性により、エディターは「Avid Media Composer」または「Adobe Premiere Pro」を選択可能。素材が届いたらすぐに作業を開始して、放送やデジタル・メディアで放送、配信可能なストーリーを短時間で作成ができる。
Avidのメディア&クラウド・ソリューション・マーケティング部門ダイレクターのラウル・アルバ氏は次のようにコメントしている。
アルバ氏:労働力が分散する現在、制作プラットフォームとしてクラウドを使用して、コンテンツを素早く制作する放送局が、世界中で増えています。AvidのMedia Production in the Cloudワークフローは、既存のオンプレミス・プラットフォームと共存できます。
使い慣れたツールやワークフローを使って、放送局は、特別な機材の整備や、新たなトレーニングをすることなく、クラウド制作へ参入できるようになりました。