ZHIYUNは、軽量のプロシューマー向け映画制作用ライト「MOLUS G200」「FIVERAY V60」を発表した。同製品は、ZHIYUN独自のDYNAVORT冷却技術により、パワー、携帯性、信頼性を提供し、過熱やちらつきを防止する。また、コンテンツ制作者にクリエイティブな映像制作プロセスにおける効率性と制御性を提供するという。
MOLUS G200とFIVERAY V60の概要
MOLUS G200は、手のひらサイズのパワフルな200W COB(チップオンボード)光源で、ライブストリーミング、インタビュー、ポートレート撮影、コマーシャル広告撮影に最適だという。コンパクトなサイズ(127mm×67.5mm×225mm)、わずか2.209kgの重量で、ユーザーはどこへでも持ち運べる。ワンプッシュのMAX Extremeモードで、300Wにパワーアップ。MOLUS G200には、2つのインタラクティブ・ボタン、便利なロープ、ディスプレイ・スクリーンを備えた0.91gのコントローラーが付属しており、様々なライティング機能とエフェクトを簡単かつ迅速に実現できる。プリセットの調光レベルは5段階。
60WライトワンドのFIVERAY V60は、450mm×46mm×47mm、891gというポータブルスティックライトの新たなベンチマークとなったFIVERAY F100の後続機。多用途で便利なコンパクトディスプレイスクリーンにより、ブロガーやコンテンツクリエーターは簡単にパラメーターを見ることができ、スティックの直感的なダイヤルで簡単に調整できる。薄暗い空間から夕暮れの屋外まで、どのような環境でも魅力的なビジュアルを作り出せるよう、明るさと色温度を調整可能。V60をDC24V電源アダプターに接続し、MAXモードに切り替えると、最大100Wのパワーサージを瞬時に得られる。
ZHIYUNのCEOであるリャオ・イーラン氏は、次のようにコメントしてる。
イーラン氏:従来の煩雑な照明製品は、ビデオグラファーや映画制作者に深刻な制限を与えていました。当社の革新的な軽量で使いやすい製品により、そのような制約を取り除き、映像制作を簡素化することで、コンテンツ制作者は創造性を存分に発揮できるようになります。当社の特許取得済みの冷却技術は、ハイパワーで集中的な照明を可能にし、G200やV60のようなライトを小型でパワフル、そして信頼性の高いものにしています。
MOLUS G200、パワフルで安定した照明
ピーク時の明るさで、MOLUS G200は9460ルクス(リフレクターなし)、ZHIYUNの標準リフレクターを使用した場合は61500ルクス(1m時)。MAX Extremeモードでは13800ルクス(1mで、標準反射板なし)、85800ルクス(1mで、ZHIYUN標準反射板付き)。CCT(色相関温度)範囲は2700K-6500K。演色評価数(CRI)は95以上、テレビ光整合性指数(TLCI)は97以上で、正確な演色性を保証するという。
3つの照明モード=エキサイティングな視覚体験
ノーマル・モードでは、ライトを点灯し、好みの明るさに調整するだけ。ライブ・モードでは、電源オンと同時に自動的にライトが点灯し、スイッチを押す必要がない。ミュージック・モードは、照明と音楽のビートを同期させ、観客にダイナミックで没入感のある体験をもたらす。
クリエイティブなコントロールが可能なアクセサリーとアプリ
G200には、180°フレキシブルなスタンドが付属。スタンドの180°調整可能なアームとフルレンジの回転機能により、どのようなセッティングにも簡単に対応できる。スタンドにはユニバーサル・ライティング・アンブレラ・スロットがあり、利便性を高めている。G200は、ZHIYUNのBowensマウントアクセサリーや他のBowensアクセサリーと互換性がある。さらに、Bluetooth Meshネットワークに対応のZHIYUNアプリ「ZY Vega」により、リモート調光やプリセット間の素早い切り替えが可能で、あらゆる映画セットやスタジオでプロフェッショナルな照明結果を得ることができるという。
FIVERAY V60、ポップな色彩
FIVERAY V60は、正確な色再現を可能にする演色性に優れているという。色温度範囲は2700K-6500K、TLCは≥98、CRは≥96。これにより、奥行きのあるディテールの表現が可能となる。
複数の内蔵ライティングエフェクトとアクセサリーにより、クリエイティブな撮影が可能。エフェクトの種類は、SOS、テレビ、割れた電球、キャンドル、稲妻、火。また、音楽モードはビートに同期し、ダイナミックなライティングを体験できる。FIVERAY V60は、バーンドアやグリッドを含む複数のZHIYUNアクセサリーと互換性がある。同製品は、ユーザーに卓越した多様性と創造性を提供し、卓越した撮影のための照明ニーズを形成するという。
DC電源からUSB充電モードまで、充電しながら操作できるので、バッテリー切れを心配することなくライトが輝き続ける。