AJA、AJAミニコンバーター用ラックマウントフレーム「DRM2」発表[Inter BEE 2023]

AJAは、ラックマウントフレーム「DRM2」を発表した。最大12基のAJAミニコンバーターを機種を問わず格納し、電源を供給できる。オプションの「DRM2 Y-Cable」を使用することで、最大24基のAJA FiDOミニコンバーターを格納可能。

200Wのファンレス電源を備えたDRM2は、信号変換用のAJAミニコンバーターを複数台ラックマウントできるため、放送、プロダクション、ProAVなどの制作ワークフローを合理化するのに最適な製品だという。

ミニコンバーターラックフレームDRMの次世代モデルとして設計されたDRM2には、フレームへの素早いアクセスを実現する、取り外し可能なフロントパネルなど、ユーザーからの要望に応えた機能が搭載されている。フレーム本体をラックに組み付けたままでも、簡単に取り付けおよび取り外しが可能。

DRM2のフレームには12個のホルダーが装備され、交換用のホルダーは単品、または12個セットで購入可能。フレームの電源ケーブルハーネスには、13個のD5/10-PCコネクターが取り付けられていて、それらを電源供給フレームの電源端子に接続する。配線は用途に合わせて任意に変更可能。

DRM2には、冷却ファン付きのフロントパネルが搭載されたモデル「DRM2-AP」も用意されている。周囲温度が高い環境でも4台のファンで最大レベルの冷却を実現する。高密度に機器を設置しても、排熱が蓄積される心配がないという。

AJAの社長であるニック・ラッシュビー氏は、次のようにコメントしている。

ラッシュビー氏:メディア&エンターテインメントやProAV業界の技術が進み、ワークフローが複雑化する現代において、映像制作の施設や移動型のプロダクションでは、依然として電源とスペースの制約が大きな懸念事項となっています。その両方への対応としてAJA DRM2が設計されました。最大12基のAJAミニコンバーターを機種を問わず格納する、電源とスペースを提供します。

今年のInter BEEで、この新型フレーム製品を発表でき嬉しく思います。ぜひAJAブースに立ち寄り、実機をご覧ください。

価格と販売時期

DRM2フレームシリーズは、2023年12月より、全世界のAJA販売代理店ネットワークを通じて注文可能。各モデルとオプション製品のメーカー希望小売価格は次のとおり。

  • DRM2(冷却ファンなしフロントパネル搭載:税込218,900円
  • DRM2-AP(冷却ファン付きフロントパネル搭載):税込251,900円
  • DRM2Y-Cable(オプション):税込7,590円/1本

2023年11月15日~17日に幕張メッセで開催される「Inter BEE Show 2023」のAJAブースで、「DRM2」の実機が日本初展示される(AJA/アスク・エムイー ブース:ブース番号3209)。