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パナソニック株式会社は、一眼カメラ「LUMIX G9 PRO II」の動画撮影の機能向上に対応したファームウェアVer.2.0を公開した。同社サポートサイトからダウンロードできる。

今回のアップデート内容は以下のとおり。

HDMI動画RAWデータ出力が可能

5.7K、C4K、5.8K(4:3)、4.4K(4:3)の12bit動画RAWデータを、ATOMOS社製「NINJA V」「NINJA V+」「NINJA」 「NINJA ULTRA」「SHOGUN」「SHOGUN ULTRA」「SHOGUN CONNECT」、およびBlackmagic Design社製レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」にHDMI経由で出力可能になる。ポストプロダクション時の編集やグレーディングに有効なApple ProRes RAW(ATOMOS社製レコーダー)やBlackmagic RAW(Blackmagic Design社製レコーダー)を記録できるため、ポストプロダクションへの対応力を強化し、映像制作のワークフローを強力にサポートする。

※すべて最新のファームへの更新が必要

RAW画質モードの設定方法

「HDMI RAWデータ出力」をONにすると「動画画質」メニューの画質モード(画素数/フレームレート)のリストが、 RAW出力可能なリストに入れ替わる。

V-Log/V-Gamut変換用のLUT用意

ATOMOS社製 NINJA V/NINJA V+/NINJA/NINJA ULTRA/SHOGUN/SHOGUN ULTRA/SHOGUN CONNECTで記録したApple ProRes RAWデータは、対応した編集ソフトウェアを使用して、カラーグレーディングができる。さらに、V-Log/V-Gamutと同じ色合いで動画RAWデータをソフトウェアで編集可能な専用のLUTを用意。慣れ親しんだV-Log/V-Gamutの色合いに変換してカラーグレーディングすることができるので、パナソニック製のシネマカメラVARICAMシリーズや、フルサイズミラーレス一眼カメラLUMIX Sシリーズなどと容易に画合わせができる。

動画RAWデータ出力時のビューアシスト対応

出力された動画RAWデータを確認するために、モニターやファインダーに、V-Log撮影時に相当する映像を表示する。また、「V-Logビューアシスト」をONにすると、プリセットのVlog_709を適用した「LUTビューアシスト(モニター)」が使用できる。