メディアサーバーの代表的メーカーDisguiseは、汎用性の高いメディアサーバーの新製品「VX 3」を発売した。
VX 3は、Disguiseのフラッグシップメディアサーバーの新モデル。映像演出やバーチャルプロダクション、プロジェクションマッピング、イマーシブ体験などにおける先進的な要求にも応えられるとしている。
非圧縮の高精彩4Kビデオの3系統同時出力、もしくはフルHDビデオの12系統同時出力に加え、入力映像へのリアルタイムエフェクトや合成も可能。適応性と拡張性に優れたメディアサーバーであり、高解像度で重層的なビデオプレイバックはもちろん、Unreal Engine、Unity、TouchDesigner、Notchなど様々なCGエンジンにも対応する Disguise エコシステムの核としても活躍するという。
Disguise のメディアサーバーは「U2(Sphere)」「Ed Sheeran」「Eurovision」「Motley Crue」「ドバイEXPOのAl Wasl Plaza」「Amazon Prime」「Netflix」「NBC」「Discovery」「Verizon」「ITV」など、さまざまなショーやイマーシブ体験施設、バーチャルプロダクションの中核デバイスとして使用されている。
今回発売のVX 3は、次世代のコンテンツを産み出す多機能メディア・サーバーであり、3系統の4Kビデオ出力(もしくは12系統のフルHDビデオ出力)により、最高水準の制作に必要なパワーとスピードを提供する中〜大規模のライブプロダクションやバーチャルスタジオに最適なモデルとしている。
より大規模で高精彩なライブショーに対応
ライブショーの映像演出は「IMAX」化が進行しており、大きな映像表示、より高い解像度、より大きなビット深度、など、規模と精度、クオリティーが求められている。VX 3は、多くのビデオ出力が必要な中規模から大規模のライブ・イベントが実現できる理想的なソリューション。1台で多くの機能を有すので、システムがコンパクトにまとまるという。
進化を続ける「イマーシブ(没入)体験」に対応
VX 3 は、統合AVシステムの核として、様々な規模のイマーシブ(没入)体験を提供できる。Designerソフトウェアで即時にコンテンツや入出力の設定や変更が可能。プロジェクトの進展に合わせてLEDスクリーンやプロジェクターを追加し、演出の追求や拡大することも可能としている。
インパクトのある企業プレゼンテーションに
VX 3は、基調講演から年次総会まで、あらゆる企業のプレゼンテーションをインパクトのあるビジュアル体験にアップデート。高品質なビデオコンテンツやリアルタイムの演出により、講演をシームレスにサポートし、印象的で好感度の高いプレゼンテーションを実現できるという。