ニコンは、本社を東京都港区港南から東京都品川区西大井へ移転し、2024年7月29日より稼働を開始する。100年以上にわたって拠点を構え、さまざまな製品やサービスを生み出してきたゆかりの地で、豊かでサステナブルな社会の実現に貢献していくという。
■本社/イノベーションセンターの主な特長
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機能集約によるシナジーの創出
コーポレート部門、各事業ユニットの企画および先進R&D関連部門を集約することで、開発機能の強化や事業間シナジーの創出を図り、持続的な成長を目指す。1つのフロアに各事業のラボを集結させるとともに、各フロアにコミュニケーションを創出させるための空間を広く用意し、部門の垣根を超えた活発な交流を生み出すという。 -
多様な働き方に柔軟に対応
多様な働き方に対応できるよう建物に工夫を凝らしているという。大階段やダイニング、屋外のテラスなど、デスク以外でも勤務することが可能。Activity Based Working(ABW)の考え方をもとに、業務に対して最も高いパフォーマンスを出すために、働く場所を社員一人ひとりが自律的に選択できるとしている。 -
環境配慮型オフィスビルを実現
日射遮蔽効果に優れた外装デザインを採用することで必要な空調用エネルギーを抑制するとともに、自然光の室内への導入や自然換気を促す機能も有した構造を実現。オフィスの稼働状況に応じた可変風量システムの導入などを合わせ、建物全体での大幅な省エネを実現し、「ZEB Ready」認証と、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の最高ランクである6つ星を取得。エネルギー使用量の削減に加え、太陽光発電による創エネを組み合わせ、環境に配慮したオフィスビルを実現しているという。