Blackmagic Design導入事例:キリスト教出版社「Safeliz」の場合

Blackmagic Designによると、セブンスデー・アドベンチスト教会と提携するキリスト教出版社であるSafelizは、コンテンツの制作と配信能力を強化するために、Blackmagic Designの撮影、コントロール、書き出しハードウェアなどから成るライブプロダクションワークフローを導入したという。

同社のワークフローの導入は、到達度を拡大し、マルチメディア・コンテンツの品質を向上させるための取り組みの一環として行われた。出版以外においては、同社は、社会問題に関する会議、Interbooksプラットフォームを通じたオンラインのトレーニングコース、世界的な慈善活動のサポートなど、数多くの取り組みを行っている。

Blackmagic Design導入事例:キリスト教出版社「Safeliz」の場合

同社のデジタル領域に関する改善を取り仕切った、プロダクション&マルチメディア・コーディネーターであるリクソン・ノブレ氏は、次のようにコメントしている。

ノブレ氏:高品質のデジタルコンテンツに対する需要の高まりに応じたマルチチャンネル戦略を構築することが、私の役割でした。プロダクションバリューを高め、豊かなストーリーテリングを実現することを目的としていました。

また、製作費の削減に加え、複雑すぎず、操作しやすいコンテンツ制作ワークフローを導入することも目標のひとつでした。その理由は、映像制作に関わったことのないスタッフが制作を行うことが多いからです。

非常に幅広い種類のイベントや制作をカバーしているため、コンテンツ制作のニーズに適応できるプラグアンドプレイのワークフローが必要でした。

スペインのコルメナール・ビエホの同社の施設には、Blackmagic Designの製品を中心としたスタジオおよびコントロールルームなどを含む制作専門の施設が構築された。マルチカムのワークフローは、Blackmagic Studio Camera 4K Plus G2、映像のミックス用のATEM Television Studio Pro 4Kライブプロダクションスイッチャー、コンテンツのキャプチャーおよび再生用の複数のHyperDeck Studio 4K Pro放送デッキから構成されている。

Blackmagic Design導入事例:キリスト教出版社「Safeliz」の場合

ノブレ氏:以前は、高価でハイエンドのカメラを使用していました。これは、必要以上にセットアップや使用方法が複雑でした。

Blackmagic Studio Cameraではそのようなことはありません。すばやく設置して、使用方法も簡単なので、セットアップと操作が簡素化されます。

より複雑なハイブリッドのイベントにおいては、ATEM Television Studioを使用していますが、可搬性が重要である小規模なイベントや海外での慈善活動では、ATEM Mini Proライブプロダクションスイッチャーを使用しています。

ATEMは、フェードやポップアップなどの直感的なトランジションエフェクトを多数搭載しており、コントロールは実用的なのでスムースな操作が可能で、イベントの配信中にショットのプレビューも可能です。

先日、同氏は三日間におよぶハイブリッドイベント「De Vuelta al Altar」を取り仕切った。このイベントでは、2冊のテーマ別の新しい聖書のリリース、社会問題をテーマにしたパネルディスカッション、ブラジルのArautos do Reiによるライブパフォーマンスが、リピートスクリーンや3枚のLEDなどを含む、施設内にある多数のオーディオビジュアル機器を用いてキャプチャーされた。

ノブレ氏:放送局レベルの機器を弊社のオーディオビジュアル・セットアップに取り入れることで、より大規模な制作を行えるようになっただけでなく、技術およびクリエイティビティ両方におけるニーズに対応し、安心してプログラムを配信できるようになりました。

Blackmagic Design導入事例:キリスト教出版社「Safeliz」の場合