ヒビノ、ニコン「本社/イノベーションセンター」に同社製大型LEDディスプレイを中核とする映像・音響・制御システムを納入

ヒビノ株式会社は、株式会社ニコンが2024年夏より稼働を開始した「本社/イノベーションセンター」のアトリウムに、同社製LEDディスプレイ・システム「ChromaVision26(クロマビジョン)」を中核とする映像・音響・制御システムを納入したことを発表した。

ニコン新本社のアトリウムは、1階から2階の2層吹き抜け空間に170名が着席できる大階段と大型LEDディスプレイを備えるオープンスペース。ヒビノは、来館者に対する企業ブランディングに加えて、製品発表会や株主総会など多様な催事を高品質かつシンプルに実現できる発信拠点を果たす空間となるよう、高精細大型LEDディスプレイ、高音質スピーカー、4Kリモートカメラ等の映像・音響設備と制御システムの設計、構築、納入まで、包括的なシステムインテグレーションを提供した。

アトリウムの間口を満たす幅21.5mの大型LEDディスプレイ・システムは、同社製ChromaVisionの高精細2.6mmピッチを採用し、横8,256ピクセル、縦1,920ピクセルの高解像度表示を実現。ディスプレイ表面に独自の樹脂コーティングを施すことで、自然光を取り入れた明るい室内でも高コントラストでリアリティーのある美しい映像表示を可能とした。

音響設備は、高音質・高出力が求められるSR(舞台音響)やハイエンドな施設に最適なCODA AUDIOスピーカー、Shureワイヤレスシステム等を採用。LEDディスプレイ上部とアトリウムの天井に11基のスピーカーを設置し、BGMや上映コンテンツの再生からイベント開催時のSRまで、明瞭で高品位な音響を提供するという。

この他にもアトリウムを撮影・録画・配信できる4Kリモートカメラや移動型操作卓などを整備。持ち込み機材に柔軟に対応できる回線と電源容量を館内各所に設けながら、アトリウムと会議室で映像・音声信号の送受信が行えるAVネットワーク環境を施設インフラとして構築した。また、映像・音響設備と入出力ソースをタブレット端末のタッチパネルからワンタッチで制御できるコントロールシステムも設計。高品質な映像・音響空間づくりと、多様な運用に効率的に対応できるシステムを実現した。

納入概要

  • 設置場所:株式会社ニコン 本社/イノベーションセンター
    東京都品川区西大井1-5-20
  • 運用開始日:2024年7月29日(月)

主な納入機材

LEDディスプレイ・システム 製品名:ChromaVision26
画面サイズ:幅21.5m×高さ5.0m(107.5m2
画素ピッチ:2.6mmピッチ
スピーカー・システム CODA AUDIOフルレンジスピーカー「HOPS8i」「HOPS5」
サブウーファー「U12i」
DSP内蔵アンプ「LINUS14」
制御システム AMXシステムコントローラー「NX-2200」
ELS-Seriesネットワークスイッチ「ELS-0822AoIP」「ELS-1622AoIP」
その他 Shureワイヤレスシステム、AKGマイクロホン
BSS AUDIOプログラマブル・デジタル・プロセッサー
JBL PROFESSIONALスピーカー
CROWNパワーアンプ、他
ヒビノ、ニコン「本社/イノベーションセンター」に同社製大型LEDディスプレイを中核とする映像・音響・制御システムを納入
ヒビノ、ニコン「本社/イノベーションセンター」に同社製大型LEDディスプレイを中核とする映像・音響・制御システムを納入