
Matrox Videoは、DSX LE5、DSX LE6シリーズおよびX.mio5 12G SDIとSMPTE ST 2110ネットワークインターフェースコントローラー(NIC)カード向けにUnreal Engineプラグインサポートを提供する。
WindowsおよびLinux環境の両方をサポートするこのプラグインにより、OEMおよびシステムインテグレーターはUnreal Engine 5.5を使用して、高解像度の放送グレードバーチャルプロダクションおよびバーチャルスタジオワークフローを開発できる。
Matrox VideoのST 2110 NICカードは、10/25GbEおよび100GbE接続を提供し、最大8チャンネルのUHDまたは2チャンネルの8K入出力を実現する。高性能メディアワークフロー向けに構築されたこれらのNICは、ST 2110ベースのモーショングラフィックおよびバーチャルプロダクションアプリケーションに不可欠な、PTP(Precision Time Protocol)の精密なタイミング要求とリアルタイムIPビデオ伝送の要件を満たす。
Matrox Video Unreal Engineプラグインは、nDisplayやInner Frustum Splitを含む、インカメラVFXワークフローに不可欠な機能をサポートし、LEDウォールプロダクション向けにスケーラブルでフォトリアリスティックな環境の展開を可能にするという。
Matrox Video 12G SDI NICは、最大12の再構成可能なSDI入出力(最大4つの12G入力と4つの12G出力、および追加の4つの再構成可能な3G SDI I/Oを含む)をサポートする。
さらに、SDIとST 2110の両方において、Matrox VideoのオンボードMotion Adaptive De-interlacerは、Unreal Engineがインターレースソースからプログレッシブビデオ入力を確実に受け取ることを保証し、ライブおよび録画コンテンツ全体で画質と一貫性を向上させる。幅広いNVIDIAおよびAMD搭載システムと互換性のあるMatrox Video Unreal Engineプラグインは、顧客に仮想プロダクションインフラを様々なパフォーマンスおよび予算要件に合わせてスケーリングする柔軟性を提供する。
Matrox Videoは費用対効果の高いエントリーレベルハードウェアも提供しており、オープンスタンダードベースのSDIおよびAV-over-IP ST 2110ワークフローへの移行を目指すスタジオにとって実用的な出発点となる。現場で実績のあるST 2110導入で信頼されているMatrox Video NICカードは、ネットワークとPTPの統合を簡素化し、SDI/HDMIからIPへの移行を容易にする。
Matrox Videoのセールス&ビジネス開発担当バイスプレジデントであるフランチェスコ・スカルツォ氏は、次のようにコメントしている。
スカルツォ氏:Unreal Engineプラグインを当社の実績あるSDIおよびST 2110製品ファミリーに提供できることを大変嬉しく思います。OEMおよびインテグレーターは、当社のハードウェアを活用して、ライブプロダクション、XRステージ、バーチャルセット向けに強力で同期された高忠実度パイプラインを作成できるようになるでしょう。

