安徽省合肥市に拠点を置く中国のカメラ・シネマレンズメーカー、Venus Opticsは、「Laowa Sunlight 2x FFアナモフィックズームシリーズ」を本国発表した。同シリーズは、フルフレームアナモフィック撮影に新たな汎用性を提供するものである。

評価の高いLaowa Proteusシリーズに続くSunlightズームは、優れたコストパフォーマンスと性能を両立している。プロ仕様の品質を維持しつつ、アナモフィック効果をより幅広いユーザーに提供することを目的とする。

独自の設計により、Laowa Sunlightシリーズは洗練されたフロントアナモフィック構造で特徴的な2倍のアナモフィック特性を実現し、同時にコンパクトかつ軽量なボディを維持している。この技術により、映画制作者は機材のかさばりや重量の負担なく、フロントアナモフィックレンズの創造的な可能性を体験でき、手持ち撮影、ジンバルワーク、ダイナミックなカメラワークに新たな選択肢をもたらす。

同シリーズの主な特徴は、多用途なズーム範囲、固定T4.5絞り、パーフォーカル設計、表現力豊かなアナモフィック表現、低フォーカスブリージング、短い最短撮影距離、人間工学に基づいたシネマハウジング、そしてバックフォーカス調整機能である。アナモフィック表現として、固定2倍スクイーズ、4種類のシネマティックフレアオプション(アンバー/ブルー/シルバー/クリア)、自然な焦点のロールオフ、特徴的な楕円形ボケなどを備える。

40mmから135mmという多用途な焦点距離をカバーするLaowa Sunlightシリーズは、映像制作者の幅広いクリエイティブニーズに対応する。合計3倍以上のズーム比を備え、広大な風景の撮影からクローズアップポートレートまで、シームレスな移行を可能にする。この柔軟性により、頻繁なレンズ交換の必要性をなくし、現場でのワークフローを効率化させ、映像制作者は撮影に集中できる。

©Shawn Hernandez @40mm
©Shawn Hernandez @135mm

ズーム全域でT4.5の固定絞りを実現し、一貫した明るさを保つことでズーム時の光量低下を解消する。この信頼性により均一な露出が維持され、シームレスな焦点距離の調整が必要な撮影に最適である。T4.5の絞り値は、低照度環境下での撮影も可能にする。

©©Matthew Canada

また、精密に調整されたパーフォーカル設計を採用し、ズーム全域で焦点位置が変化しないことを保証する。この機能により、クラッシュズームからドリーズームまで、ダイナミックなショットをピントの再調整なしで実行できる。これにより映像作家は創造的なストーリーテリングを強化し、より魅力的な映像を制作できる。

©Se Park

表現力豊かなアナモフィックルックも同製品の大きな特徴である。固定2倍スクイーズは、一貫したクラシックなワイドスクリーンルックを容易に実現する。これにより、焦点距離全域で特徴的なアナモフィック特性が維持され、不要な歪みを排除し、常に安定したシネマティックな映像を提供する。

©Matthew Canada / Shawn Hernandez

4種類のシネマティックフレアオプションは、映像作家に映像表現の高い自由度を提供する。未来的な雰囲気を持つブルー、温かみのあるアンバー、色彩表現に適したシルバー、あるいは純粋な光の透過を実現するクリアから選択できる。レンズ鏡筒には選択したフレアの色が表示され、現場での創造的な調整を容易にする。

©Kiva Huang / Matthew Canada

自然な焦点のロールオフも特徴の一つである。シャープなピント面から滑らかにぼやけていく段階的な移行は、自然な浅い被写界深度を生み出し、映像の質を高める。これが独特の楕円形ボケと組み合わさり、各フレームに効果を加え、視覚的に豊かな世界を創出する。

©Luca Epifani

特徴的な楕円形ボケは、アナモフィックレンズならではの映像表現を可能にする。精密な2倍スクイーズ比と光学設計により、焦点の合っていないハイライトを細長い楕円形に変え、奥行きを生み出し、視聴者をシーンへと引き込む。この効果は、映像に没入感を与える。

©Kiva Huang / Shawn Hernandez

フォーカスブリージングを最小限に抑える設計により、フォーカスを大きく移動させても安定した構図を保証する。これにより画角の変化が抑制され、映像作家は視覚的表現を精密に制御し、シームレスな移行を実現する。特に構図の一貫性が重要なシーンにおいて、観客の没入感を維持する。

©Kiva Huang

優れた近接撮影能力も備えており、最短撮影距離は0.61m(40-80mm)または0.78m(70-135mm)である。この性能により、ディテール豊かなクローズアップショットの撮影が可能となる。この能力は、限られた空間や被写体との距離が近い場面でのストーリーテリングを強化し、観客がキャラクターや感情とより深く結びつくことを可能にする。

©Shawn Hernandez / Kiva Huang

人間工学に基づいたシネマハウジングは、あらゆるプロのワークフローにシームレスに統合できるよう設計されている。Ø77mmのフィルタースレッドでフィルターを容易に装着でき、業界標準の0.8モッドギアがフォローフォーカスシステムとの互換性を確保することで、直感的な操作を可能にする。メートルとインチを併記したデュアルスケールの距離指標が、さらなる利便性を提供する。Ø105mmのフロント径は幅広いシネマアクセサリーとのリギングを容易にし、同シリーズはあらゆる映像制作において汎用性と信頼性を兼ね備えたツールである。

バックフォーカス調整機能により、フォーカス精度を精密に調整できる。これにより、様々なカメラシステムで最適な性能を発揮する。この機能は、プロの撮影現場でのセットアップを簡素化し、信頼性を向上させる。

マウントは、標準でARRI PLマウントを装備し、オプションとしてキヤノンRF、ニコンZ、ソニーE、Lマウント用のバヨネットを公式サイトで購入できる。これにより、異なるカメラシステムへ容易に適応する。

センサーカバレッジは以下の通りである。