260406_Sbnapplot_topBME1Akxj

映像制作・配信・デザイン事業を展開する株式会社インプラスは、ステージ・イベント向けシステム系統図作成ツール「Snapplot」のベータ版を公開し、リリースから約1カ月で登録ユーザー数500名を突破した。

開発の背景

ライブ・イベント・配信の現場では、機材同士の接続を示す「システム系統図(回線図・仕込み図)」の作成が不可欠だ。しかし、多くの現場ではExcelやVisio、汎用ドローツールを使って手作業で図面を作成しており、以下のような課題があった。

  • 図面作成に数時間かかる
  • 機材の端子情報やプロトコルの互換性を手動で確認する必要がある
  • 図面と機材リスト・ケーブルリストを別々に管理し、更新のたびに二重作業が発生する
  • 現場での急な変更に図面の修正が追いつかない

Snapplotは、これらの課題を解決するために、ステージ・イベント業界に特化した専用ツールとして開発された。

Snapplotとは

Snapplotは、音響・照明・映像・配信のシステム系統図をブラウザ上で直感的に作成できるWebアプリケーションだ。インストール不要で、ブラウザさえあればどのデバイスからでも利用できる。

最大の特長は、圧倒的な操作スピードだ。140機種以上の機材データベースから機材を選び、キャンバスにドラッグ&ドロップで配置。端子をクリックするだけで配線が完了する。ExcelやVisioで数時間かかっていた系統図作成が、Snapplotなら短時間で仕上がる。

また、ユーザー同士が機材テンプレートを共有できる「コミュニティライブラリ」を搭載。プリセットにない機材も、他のユーザーが登録した機材をワンクリックで取り込めるため、ライブラリは日々充実している。アプリ内の「Backstage(要望掲示板)」ではユーザーからの機能リクエストを常時受け付けており、実際に寄せられた声をもとに毎週アップデートを重ねている。

主な機能

  • 機材ライブラリ:Blackmagic Design、Roland、Panasonic、SONYなど140機種以上をプリセット。機材を選ぶだけで端子構成が自動で反映される。ライブラリにない機材もユーザーが自由に登録可能だ。
  • スマートスナップ接続:端子をドラッグするだけで、40種類以上の信号プロトコル(HDMI、SDI、XLR、Dante、NDI、DMX、ArtNetなど)の互換性を自動判定。思考を止めることなく直感的に配線を組める。
  • コミュニティライブラリ:ユーザーが作成した機材を公開・共有できるプラットフォーム。他のユーザーが登録した機材をワンクリックで自分のライブラリに取り込める。これにより、プリセット機材ライブラリに無い機材もユーザーが追加・共有できる。
  • 自動リスト生成:作成した図面から機材リスト・ケーブルリストを自動生成。チェックボックス付きPDFで出力でき、そのまま現場での仕込みチェックリストとして使用可能だ。
  • IPアドレス管理:NDI・ArtNetなどIP化が進む現場向けに、機材のIPアドレスを一元管理できるパネルを搭載。重複チェック、PDF/CSV書き出しに対応している。
  • 共有 & エクスポート:図面はクラウドに自動保存。URLで共有でき、PNG(高解像度2x)、PDF(A4/A3)、CSVでのエクスポートに対応している。

対応領域

  • 映像(Video):正式稼働中
  • 配信(Streaming):正式稼働中
  • 音響(Audio):開発中(近日公開予定)
  • 照明(Lighting):開発中(近日公開予定)

音響・照明ドメインについては、回線表(インプットパッチ表)やDMXオートパッチ、バトン管理などの専用機能を含めて開発を進めており、順次公開予定だという。

ユーザーの反応

ベータ版公開から約1カ月で登録ユーザー500名を突破。アプリ内の「Backstage(要望掲示板)」を通じて多数の機能リクエストが寄せられており、ユーザーの声を反映した開発を継続している。

料金プラン

  • Free:無料(プロジェクト1件・図面3面・データ保存30日間)
  • Pro:月額1,980円(プロジェクト&図面無制限・データ永久保存・カスタム機材登録・URL共有)
  • Team:準備中(最大5人のチーム利用・共有ライブラリ・権限管理)

同社は、音響・照明ドメインの正式対応に加え、チームプランの提供、モバイル対応の強化を予定している。「現場で本当に使えるツール」を目指し、ユーザーの声を聞きながら開発を続けていく。

サービス概要