IBC 2026に出展するAtomos(ブース:7.B19)は、プロフェッショナル向けの露出・フォーカス・フレーミングツールとUSB-Cカメラコントロール機能を備えた7インチ・2800nit HDRモニター「Shinobi 7 II」を発表した。また、19インチ・ラックマウント型4K HDRモニター/レコーダー/スイッチャー「Shogun AV-19」も展示する。
Shinobi 7 IIは2026年9月より販売予定。
Shinobi 7 II
映像制作者、写真家、コンテンツクリエイター向けに設計されたShinobi 7 IIは、従来の5インチモデルより大きな表示領域を確保しながら、軽量・ポータブル設計を採用している。
絞り、シャッタースピード/シャッターアングル、ISO感度、ホワイトバランスなど、主要なカメラ設定をモニターから直接調整可能。また、対応するカメラでは、写真撮影時のタッチフォーカスやシャッターリリースにも対応する。
AtomosのCEO、ピーター・バーバー氏は次のようにコメントしている。
バーバー氏:Shinobiシリーズは、不必要な複雑さを排除し、クリエイターが必要とするツールを提供するオンカメラモニターとして、業界で最も信頼される製品の一つとなりました。
Shinobi 7 IIでは、非常に軽量でバランスが良く、オンカメラでの使用にも適した、より大きな7インチディスプレイという選択肢を提供します。2800nitのHDRディスプレイにより、直射日光下の屋外でもフォーカスや露出を判断しやすくなります。
Log、HLG、PQ信号をサポートし、10ストップを超えるダイナミックレンジのリアルタイムモニタリングに対応する。また、3D LUTを内蔵し、撮影時に最終的なルックを確認できる。
Shinobi 7 IIには、EL Zone、フォールスカラー、波形モニター、ベクトルスコープ、フォーカスピーキング、ゼブラ、RGBパレード、アナモフィック・デスクイーズ、Analysis View、フレームガイド、グリッドマーカーなど、露出・フォーカス・フレーミングを支援するAtomosのモニタリングツールを搭載している。
また、対応するキャリブレーションプローブ(別売)を使用したデバイス単体でのキャリブレーションに対応。PCを使用せずにディスプレイをキャリブレーションし、色再現の精度を維持できるという。
接続端子は、最大4Kp30の信号に対応するHDMI入出力に加え、カメラ制御、給電、ディスプレイキャリブレーションに使用するUSB-Cポートを備える。電源はUSB-C PD、ソニーNP-Fバッテリー、またはオプションのDCバッテリーエリミネーターから供給可能。カスタムLUTやファームウェアアップデートはSDカードスロットから読み込める。
オンカメラでの撮影から監督用モニター、屋外でのHDR/Logワークフローまで、幅広い撮影用途を想定したモデルとなっている。
Shinobi 7 II 主な特長
- 7インチ 2800nit HDRタッチスクリーン
- HDMI入出力(最大4Kp30対応)
- USB-Cカメラコントロール対応
- 対応カメラでタッチフォーカス、シャッターリリースに対応
- EL Zone、フォールスカラー、波形モニター、ベクトルスコープ、フォーカスピーキング搭載
- 10ストップを超えるダイナミックレンジのリアルタイムモニタリング
- 3D LUT内蔵
- デバイス単体でのキャリブレーション(PC不要)
- USB-C PD、NP-Fバッテリー、DC電源駆動に対応
Shogun AV-19
Shogun AV-19は、ライブ制作、放送、スタジオ、ロケーション制作などを想定した19インチ・ラックマウント型4K HDRモニター/レコーダー/スイッチャー。IPベースと従来のビデオワークフローの両方に対応し、NDI HX3、SDI、HDMIを1台に統合している。
19インチの4K UHD HDRタッチスクリーンを搭載し、DCI-P3色域を99%カバーする。プロダクションギャラリー、コントロールルーム、中継車、ビデオビレッジ、ポータブルフライパックシステムなどでの使用を想定している。
NDI HX3の送受信に対応し、イーサネット経由で映像を伝送可能。単一のNDIソースをフルスクリーン表示できるほか、最大4系統のNDIソースをクアッドビューで同時にモニタリングできる。
IP機能に加え、12G-SDI入力×2、3G-SDI入力×2、12G-SDI出力×1、HDMI入出力を備える。SDIやHDMIの映像をフルスクリーンでモニタリングでき、IPとベースバンドの双方を扱うハイブリッドな制作環境に対応する。
また、最大4系統のSDIカメラを個別にISO収録しながら、5系統目としてプログラム出力を同時収録することも可能。Apple ProRes、ProRes RAW、Avid DNxなどのコーデックに対応し、CFexpressやUSB-C接続のストレージへ収録できる。
バーバー氏:Shogun AV-19は、NDI、SDI、HDMIモニタリングを1台の大型かつ高品質なディスプレイに集約します。制作チームはSDI、HDMI、NDIソースを詳細に確認したり、4つのNDIフィードを同時に表示したりすることができ、映像を正確にモニタリングするために必要なプロフェッショナルツールを利用できます。
EL Zoneによる露出確認、フォールスカラー、フォーカスピーキング、波形モニターなど、Atomosのモニタリング・画像解析ツールも搭載。ユーザー定義可能なファンクションボタンを備え、使用頻度の高い機能へ素早くアクセスできる。
ロケーション制作やモバイル環境向けには、別売りの「Shogun AV Fly Pack」も用意されている。Shogun AV-19を運搬し、現場で展開するためのフライトケースとして利用できる。
Shogun AV-19は、IP、SDI、HDMIのモニタリングに加え、収録やライブスイッチング機能を1台のラックマウント型ディスプレイに統合した製品となっている。
Shogun AV-19 主な特長
- 19インチ 4K UHD HDRラックマウント・タッチスクリーンディスプレイ
- DCI-P3色域を99%カバー
- NDI HX3、SDI、HDMIによるハイブリッドビデオワークフローに対応
- NDI HX3の送受信に対応
- NDI HX3ソースのフルスクリーン表示、または最大4ソースのクアッドビュー表示
- 12G-SDI入力×2、3G-SDI入力×2、12G-SDI出力×1
- HDMI入出力
- 最大4系統のSDIカメラのISO収録とプログラム出力の同時収録に対応
- Apple ProRes、ProRes RAW、Avid DNx収録に対応
- EL Zone、フォールスカラー、フォーカスピーキング、波形モニターなどのモニタリングツールを搭載
- ユーザー定義可能なファンクションボタン
- 別売りの「Shogun AV Fly Pack」に対応
