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2022年に発売された「Insta360 Link」は衝撃的だった。
「まるで、一眼カメラのような画質」は煽り文句ではない。実際、私の自室環境のカメラは、このウェブカメラに置き換わった…

…あれから4年、新たなモデルが登場した。その名も「Insta360 Link 2 Pro」。

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「ウェブカメラなのに"Pro"ってどういうこと?」――そんな疑問符と共にワクワクな期待が入り混じる中、さっそく進化のほどをチェック!

1/1.3インチセンサー搭載!

カメラの核となるセンサーは、1/1.3インチに進化した。
旧モデル(Insta360 Link)の1/2インチセンサーでも十分な画質を担保していたが、物理的にセンサーサイズが大きくなったのは喜ばしい。

センサーサイズ拡大の恩恵は、なにより「低照度性能(暗所撮影能力)の向上」だろう。照明を用意できない環境でも、ダイナミックレンジの広い描写が期待でき、暗部ノイズも抑えやすくなる。

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センサーサイズが大きくなったことで(若干ではあるが)画角も変化した。ウェブカメラは机やPCの上に配置することが多く、カメラと被写体の距離は自ずと短くなる。そうした環境では、広角への対応はとてもありがたい。

オートフォーカス性能

Insta360 Linkシリーズは、オートフォーカスの素早さが特徴のひとつだが、最新モデル(Insta360 Link 2 Pro)ではその性能がさらに向上、ピントを合わせる際の動きがナチュラルになった印象を受ける。比較動画を用意したのでチェックしてほしい。

AI自動追跡機能

旧モデル(Insta360 Link)にも搭載されていた「被写体(人物)の自動追跡機能」は、最新モデル(Insta360 Link 2 Pro)でさらに進化した。

被写体が素早く動いても見失いにくく、安定した追跡を実現している。比較動画を用意したのでチェックしてほしい。

実際に比較してみると、追跡時のカメラの動きがよりナチュラルになっていることがわかる。「ぎこちなさ」を感じる場面は少ない。

また、デジタルズーム使用時の自動追跡は、新旧で大きな差が出た。

以下は2倍のデジタルズームを入れた状態での比較動画。旧モデル(Insta360 Link)は被写体の追跡が追いついていないが、最新モデル(Insta360 Link2 Pro)はしっかり追跡しているのがわかる。

この手の自動追跡機能をテレビ会議で使うことは多くないが、オンラインプレゼンやライブ配信イベントでは力を発揮するだろう。スライドなどの映像と合成する際、ピクチャー・イン・ピクチャーの中央に人物を常に捉え続けるのは(生身のカメラマンであっても)難しい。しかし、この機能を使えば、その負担をぐっと減らせる。

Insta360 Linkシリーズの設定・操作は、PCにインストールした専用アプリケーション「Insta360 Link Controller」で制御する。ここからは、特長的な機能をいくつか紹介していこう。

水平補正機能

最新のInsta360 Link Controllerでは「フレーミング設定」というメニューが追加された。このメニューは旧モデル(Insta360 Link)と最新モデル(Insta360 Link 2 Pro)で表示内容が異なり、それぞれ別の項目・パラメータが用意されている。

旧モデル(Insta360 Link)は、「スマート調整」にチェックを入れると水平方向の微調整ができるようになった

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旧モデル(Insta360 Link)の設定画面

一方、最新モデル(Insta360 Link 2 Pro)では「水平補正」にチェックを入れると、自動で水平調整を行ってくれる(手動で微調整することはできない)。

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最新モデル(Insta360 Link 2 Pro)の設定画面

Insta360 Linkシリーズの制御の要となる「Insta360 Link Controller」は、ソフトウェアアップデートで性能がガラッと変化する。いつの間にか「え? そんなことができるようになったの?」という発見も多いので、日頃からチェックしておきたい。

シーンプリセット

Insta360 Link Controllerには、カメラの状態を最大10個まで記録することができる。登録したプリセットは、ワンボタンでいつでも呼び出し可能だ。

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特筆すべきは、プリセットできる対象が幅広いこと。
カメラアングルだけでなく、ホワイトバランスや露出の値、AI自動追跡のオン/オフなども記録される。たとえば、「アングルごとに色味や明るさを微妙に変える」といった運用もできてとても便利。

カメラアングル操作

カメラアングルは「表示」メニューで操作する。
ジョイスティック風のコントローラーで上下左右、斜めの移動もアグレッシブに可能。また、矢印ボタンをタップすることで微調整を行うこともできる。

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デジタルズーム

ズームは、最大4倍まで拡大できる。
旧モデル(Insta360 Link)と比べると、デジタルズーム時の画質劣化は軽減された印象。解像感の変化も抑えられた気がする。

※筆者の顔アップで大変恐縮ではあるが…比較画像を用意してみた。

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映像調整

カメラ映像の調整は「画像」メニューで行う。
ホワイトバランスは色温度を数値で指定することも可能だ。

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露出は「露出補正」モードのほか、ISO感度やシャッタースピードを個別に数値設定できるモードも用意されている。また、明るさ/コントラスト/彩度/シャープネスの調整もここで行える。

スマートフォンからリモート制御

Insta360 Linkシリーズの特長として、スマートフォンからリモートコントロールできる点が挙げられる。スマートフォンへの専用アプリのインストールは不要で、ウェブブラウザから各種設定をコントロールできて便利。

PCから離れた状態で、プリセットの呼び出しやAI自動追跡のオン/オフを切り替えられるのは、ワンマンオペレーションの撮影やライブ配信にも力を発揮するだろう。

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マルチカム撮影に挑戦!

今回、本レビュー記事用に3台のInsta360 Link2 Proをお借りしたので、マルチカム撮影を行ってみた。

以上、新旧モデルの画質比較や特徴的な機能を中心にレビューしてきたが、まだまだ紹介しきれない機能の数々、ぜひ公式サイトでじっくりチェックしてほしい。

WRITER PROFILE

田口真行

田口真行

株式会社エンタミナ代表取締役。企業サイトのディレクションだけでなく、アートディレクション、プロデュース、セミナーイベント主催など幅広く活動