RED
NAB2007で最も待ち時間が長いブース。昨日は2時間待ちだったため本日朝一番で並びました。 24.4×13.7mm1200万画素CMOSセンサーのPLマウント対応デジタルビデオカメラ「RED ONE」です。 4Kを超える最大4520×2540(2540P)で60フレームの撮影が可能です 非圧縮RAWで323Mbpsの転送速度が必要となります。 1080PであればDualLinkHD-SDIで4:4:4RGBに対応しています。ビデオデッキの他、ハードディスクやフラッシュメモリーにも記録が可能な万能カメラです。
Apple Inc.
広い会場にも収まりきれず常に通路まで人が埋め尽くしています。 FinalCut6に含まれる新機能ProRes422では、非圧縮HDやAVC-Intra、RED2Kの信号をSD並のファイルサイズで実現します。
新しく発表されたFinalCutServerにはたくさんの人が真剣に質問をしていました。たくさんの素材を整理・管理し、プレビューまでできる優れものです。
Avid

20周年を迎えたAvid Technology, Incは、例年HardRockCafe Hotelで行われていたプレスカンファレンスは今年は展示会前日の会場で行われた。 あまり目新しい発表はなかったが、MediaEngineを搭載したAvid Unity Media Net Work 5.0システムを紹介。2004年発表されたAvid DNxHDコーデックを採用した事例を紹介した。その他にも「AvidLiquid Chrome Xe 」の発表も行われた。

Avid社長による感謝のコメント 20周年を記念したTシャツ。ブースで配られるようだ。 A Avid DNxHDコーデックを採用したアライアンス事例
熱心に聞き入る報道陣と関係者 Liquid シリーズのデモンストレーション。 それぞれのワークフローごとにシステムを展示しています。
8コアMacPro上で動作するDNaHDにもたくさんの人が。
Canopus(GrassValley)

EdiusPro4.5はマルチフォーマット混在編集のデモを行っていました。SONYのPDW-U1が早速使われていました。

Adobe
CreativeSuiteCS3が発表され、PremierPro、AfterEffectsなどのコンポーネントも新しくなりました。各コンポーネントの新機能紹介が1日中続き、ブースは大変混雑しています。
Sonic
SCENARISTのBlu-ray版が登場。今までの操作画面と同じくわかりやすい画面構成です。 同じくHD-DVD版も登場。どちらも人気を二分していました。
BlackmagikDesign
新発表のMultibridge Eclipse SDI、HDMIのキャプチャーボードです。 SD、HDはもちろんのこと2Kや3GbSDI、12chAES/EBUにも対応しています。 Intensity Proも発表されていました。今までのものにアナログ、SPDIFオーディオ出力が追加されました。
HDLink Proも発表され、2Kのモニタリングや5.1chのモニタリングにも対応しました。
AJA
HD-SDI入出力も可能なキャプチャーカードです。appleProRes422コーデックをハードウェアとして搭載しています。 ラックマウントタイプのオールマイティコンバータ「FS1」が発表されていました。 AJAにしては珍しいラックマウントタイプです。
おなじみのミニチュアコンバータシリーズ「Hi5」も発表されています。HD/SD-SDIからHDMIとアナログオーディオに変換できます。
Miranda

XLH1用HDV→HD/SDSDIコンバータ「AMX-800CAM」です。カメラオプションのHD-SDI端子では出力できない、TCとオーディオのエンベデット機能がついています。

Matrox
HD対応キャプチャカード3種が勢ぞろい。ハイエンドの「MXO」からHDV対応の「RT.X2」まで比較ができます。
Ikegami
東芝と共同開発したフラッシュメモリカメラ”GFCAM”とフラッシュメモリVTR”GFSTATION”が出品されていました。 発売は2008年4月を予定 カメラが25,000ドル、VTRが45,000ドルの予定です。 2/3型250万画素CMOSセンサを採用し、1080/59.94i、720/59.94p、1080/24p、1080/50i、720/50iなど各種フォーマットに対応するフルデジタルHDTVカメラ「HDL-50」。
2/3型新開発AITCCD搭載のHDTVカメラ「HDK-79EX?掘廖?新CCDによりS/N:60dbを達成し、光ファイバーケーブル端子が標準装備になりました。 同じく2/3型新開発AITCCD搭載のHDTVスタジオカメラ「HDL-45A」。用途に応じてインターレース1080i・ネイティブ720Pのシステム選択が可能です。
VitecGroup(Vinten,Sachtlerなど)
VitecGroupブースは例年各メーカーが一直線に並んでいますが今年はVinten、Sachtlerは同じブースでカーペットの色を変えて出展しています。 DV1,2に代わる新ヘッド「F2」、DV4に代わるヘッド「F4」が発表されていました。 F2は2段階、F4は10段階のカウンターバランス(1.5?6kg対応)がつき、今まで以上に使いやすいヘッドになっています。 アメリカが先行発売で、日本発売は秋頃の予定です。カメラのプレートの間にあるものはバッテリーシステムで日本国内の発売は未定ですが、長時間駆動(約10A)とともに重心を下げる効果もあり発売が待たれます(anton-bauerのバッテリーシステムとは設計が違うようです)。
Pro6がマイナーチェンジをし「Pro6HDV」になっていました。HDVカメラに最適化するためトルクなどが変更されたようです。 autoscript社のOEMによる新製品「Vision iScript」が発表されていました。取付方法がVintenに最適化されている他は大きな変更はないようです。
anton-bauer(VitecGroup)

カメラと三脚の間に取り付けるバッテリーシステム「ELPZ」。国内発売未定。Sachtlerのシステムとコネクタだけが共通ですが他は共用できません。同じグループ内でよく似た2つのシステムを作るのは理解できません。

refrecmedia(VitecGroup)

簡単にクロマキー合成ができるこのシステムも大勢の人がいつも集まっていました。

P+S TECHNIK

2/3インチカメラにPLマウントを取り付けるPRO35に1/2インチカメラ用の「PRO35(1/2″)」が発表されました。XHCAMHDにPLマウントレンズが取付可能となり、デジタルシネマの領域が広がります。

LOWEL
ランプソケットを交換することで、従来のハロゲンランプと蛍光灯ランプを交換できるRIFAeXchangeシリーズが発売されました。4種類のサイズが用意されており現場の状況に応じて約1分でライトの種類を変更できるため大変便利です。
おまけ

会場で毎日配布される情報誌です。さすがに情報が多いため、午前・午後の2回発行されています。