NAB2007 現地レポート
NTSCの映像業界に身を置く者は参加必至の展示会がNAB(National Association of Broadcasters)。 1年に一回の貴重な展示会が今年もやってきた。NABとは、テレビ局やラジオ局向けの放送機器メーカーなどが一堂に集まる展示会。毎年米ネバダ州ラスベガス(LV)のラスベガス・コンベンション・センター(LVCC)で開催される。今年度のNAB2007は、14日※から19日(展示会は16日より)まで開催される。 ※日時はアメリカ現地時間
NAB2007会場外観(開幕前日の様子)
4日間で10万を越える規模が予想されるNAB2007も、開催前日(4月15日)は閑散としている。カンファレンスを受ける人か関係者そしてプレス関連の人間のみ。4月16日月曜日からここが多くの人で埋め尽くされる事は言うまでもない。まずは、期待感を誘う準備中のNAB2007会場からお届けする!
ついに幕を開けたNAB2007
PanasonicとSONY
AG-HPX500(HPX555)をはじめP2HDカメラには多くのお客さんが取り囲んでいました。AG-HPX555は購入後1ヶ月以内にwebからユーザー登録すると5年間の無償修理保証特約が付くことも本日発表されました(CCD交換を除く)
フルHD収録・AVCIntra標準対応のP2カム新商品AJ-HPX3000には新商品のBT-LH80Wがファインダーとして使われていました。BT-LH80WはHD-SDI入力はオプションながらフォーカスアシストは標準で搭載しています。
16GBに加え、年末に発売予定の32GBのP2カードも今回のNAB2007で展示。また、今年4月以降に出荷しているAG-HVX200は既に16GB以上のP2カードに対応済み。今までに出荷されたAG-HVX200も16GB発売までにはwebからファームウェアをダウンロードし、アップデートが行える予定です。
メモリーカード「ExpressCard」を使ったカメラXDCAM EXも展示されています。8000ドル以内目標で開発が進んでおり、年末から年明けにかけて発売予定です。NAB2007には間に合わなかったようですが、InterBEE2007では実機が見られるようになる予定です。
パソコンで再生可能なXDCAMドライブPDW-U1。ノンリニアへの取り込みはVTRが不要になるので期待大です。発売開始時は取り込みのみ対応、その後のファームウェアアップデートで書き込みにも対応します。