ラスベガスらしい快晴のなかいよいよ展示会の始まりである。9時からの会場だがお目当てのブース近くの入り口にはすでに入場を待つ人垣ができている。気温も昨日より高めということでおのずと気分もヒートアップする。
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昨日はソニーとパナソニックのプレスカンファレンスがあったが本日は会場内のブースでBMDのプレス発表が行われた。昨年レコーダーなど数多くの製品を発表した同社だが今年はなんとカメラを発売するという。コンバーターやスイッチャーなど、どちらかというとポストプロ系の製品を手掛けているBMDがいったいどんなカメラを発表するのか注目が集まった。新製品のカメラといえばキヤノンのC500やニコンのD800、朋栄(フローベル)なども見逃せない存在だ。
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ビデオカメラやデジカメ、デジタルシネマカメラはその業界特有のメーカーや製品が存在していた。ユーザーや機材に求める機能や操作性など全く異なるからだ。それが、REDやEOSなどの出現により大きく変わってきた。業界同士がパイの取り合いをしているといった見方もできなくもないが、広く映像が向かう方向が同じになってきたといったほうが正しいように思う。
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ビデオの記録がVTRからファイルベースになったことで、極端に言えば投資するお金さえある程度確保できれば誰もがカメラメーカーになりうるということである。おそらく今後もいくつかのメーカーがカメラを発売してくるであろう。その中で生き残れるのはビデオやフィルムなど既存の撮影スタイルを踏襲したものなのか、全く新しい撮影スタイルを提供することができるメーカーなのだろうか。
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最近の撮影系機材はSDやHDという放送やビデオの規格から離れ、4kやハイスピード、RAWといった方向へ向かった製品が目につくようになってきた。すでに4kに関しては民生機のテレビモニターが対応しつつあり、カメラやレコーダーなどの開発も必然といえるだろう。
一般の人たちにとってテレビ放送が最もクオリティの高い身近な存在だったが、地デジになった今ではすでに民生機のビデオカメラが放送のそれを超えているし、テレビモニターも4kになりつつある。技術の進歩は年々早くなった、などと傍観している場合ではないのかもしれない。
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パナソニックの4kカメラはまだコンセプトデザインレベル。仕様などは未定。仕様がフィックスすればパナソニックにとっては技術的にそれほど難なくすぐにでも生産は可能という。意外と早い時期に発表になるかもしれない
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朋栄高速度カメラVFC-7000。高速度カメラとしては比較的安価なので、複数台使用することで新たな映像表現の可能性がある。天井部分には10台のカメラが設置されていた
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