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技術の進歩により高クオリティな製品が多数登場
多少風が強いものの引き続き快晴のみなとみらいのCP+会場。3日目の今日は再びメイン会場に戻ってレポートを再開しよう。
カメラはセンサーや画像処理技術の進歩により高感度かつクオリティの高い画質が得られるようになってきた。こうした技術は世界的に見ても日本がリードしており、今回も従来より低照度でもクオリティの高い撮影ができるカメラが登場したり、手ぶれ補正の向上やオートフォーカスのスピードや精度の向上など様々なブラッシュアップが施されたカメラが登場している。こうした進歩はフィルムの時代とは隔世の感があるが、もちろんこうしたカメラの進歩はこれからも間違いなく進んでいくことは今回のCP+を見てもおわかりいただけるだろう。
一方、ここ数年レンズも様々な製品が出てきている。一つはオートフォーカスや手ぶれ補正の機構がレンズ側にもあり、カメラに合わせた改良が必要になってくるという事情がある。もう一つは、こうした改良をきっかけにレンズ設計も新規に行い今後のセンサーの性能向上に備えるということもあるだろう。これらは、カメラ側の事情に起因することだが、レンズ専業メーカーもこうした動きに追従しながらもカメラメーカーにはない特徴を打ち出していく必要がある。
ただ、レンズ専業メーカーがカメラメーカーの発売するカメラ用レンズを作る場合、カメラメーカーのライセンスに必要になるのが一般的で、特にオートフォーカスや手ぶれ補正はカメラとの連携が正確にできないと最悪うまく動作しない。こうした機能を必要としないマニュアルレンズならば話は別で、以前から主にオールドレンズの設計をそのままに各社のデジタルカメラのマウントに変更したものが販売されているし、マウント変換アダプターもある。こうしたレンズの特徴は、往年の味のある描写のレンズや特殊なレンズだが、表現の自由を求める一定数のユーザーが存在する。
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将来的なカメラ性能の向上に対応するため社内規格を大幅に見直した新世代のスターレンズペンタックスHD PENTAX-DA* 11-18mmF2.8ED DC AW(参考出品)
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シグマ14-24mmF2.8DG。キヤノン用はカメラ側のレンズ光学補正に対応Artラインのレンズだが、Sportsライン同等の防塵防滴機能を備えたプロフェッショナル仕様となっている
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パナソニックLEICA DG ELMARIT 200mmF2.8 POWER O.I.S。大口径F2.8の超望遠レンズで、低照度下の被写体も撮影することが可能。1.4xテレコンバーター装着時0.56倍のテレマクロ撮影ができる
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パナソニックLEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH。動画撮影に対応した光学設計と鏡筒内部構造の最適化により、4K動画撮影時のAFサーチ時の微小な画角の変化を最小限に抑制
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新たに設計されたZEISS Milvus 25mm F1.4。曲線を取り入れたユニークなデザインで発表当時から話題となっていたレンズで、今回の25mmF1.4 を加えると15-135mmまでの9本がラインナップされているほか、50mmと100mmのマクロレンズもある
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トキナーFiRIN 20mm F2 FE AF。FiRIN 20mm F2 FE MF(右)と同じ光学系を採用。リング型超音波モーターを搭載し静かで速いAFを実現している
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SAMYANG XPシリーズ。従来のレンズよりも画質を向上させたPREMIUMシリーズとしてラインナップされている。高解像力を実現したほか、色収差や歪曲収差を抑えている
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Kenkoミラーレンズ500mm F8 N II、800mm F8 N II(参考出品)。望遠レンズは全長が長く、重量も比較的重いが、ミラーレンズは全長が短く軽量という特徴がある。ただし、ドーナッツ上の独特のボケが生じる
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中一光学 FREEWALKER 20mmF2 SuperMacro。4倍の拡大撮影が可能なマクロ専用レンズでマニュアル操作となる。姉妹機としてM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroがありそちらはオートフォーカスに対応。ソニーA E/キヤノンEF EF-M/フジXマウント、ペンタックスK/マイクロフォーサーズ/ニコンFマウントに対応可能
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中一光学SPEEDMASTER 35mmF0.95 II。F0.95の大口径レンズで、従来レンズより大幅に小型軽量化されている。外装は金属製。ソニーE/キヤノンEF-M/フジXマウントに対応可能
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フォクトレンダー21mmF3.5AsphericalソニーEマウント(参考出品)。センサーへの入射光角度を最適化することでデジタルカメラ特有の周辺部の色被りを軽減
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フォクトレンダーMACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5ソニーEマウント(参考出品)。色収差など画質に影響のある収差を排除したマクロレンズ
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フォクトレンダーNOKTON 50mm F1.2 Aspherical VMマウント(参考出品)。きれいなボケ味を描写できる。
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LENSBAYボケオプティック。ノンコートの1群1枚構成の50mmガラスレンズで、12枚の絞り羽根を内蔵しているほか、11枚の様々な形状の「クリエイティブ絞りプレート」が付属している。このプレートを交換することで様々な形状のボケを作り出すことが可能
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ゼロクロスC-PL。通常のPLフィルターより透過率が高く色の偏りもないという特徴のほか、特殊な緩衝材でフィルター本体をフィルター枠に固定することで、フィルター本体の歪を軽減し高画質を実現
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アドバンスドローンフィルターIRNDキット。DJI Phantom 4 Pro/Advanced用でIRND4/8/16/32の4枚セット。空撮における露出オーバーを防ぎきれいな映像を撮影できる
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Astro Nightscapeフィルター。天体撮影を行う場合の特定の波長だけを透過するフィルターで、カメラの撮像素子に装着して使用するため、カメラレンズを使わずに直接望遠鏡にカメラを装着できる
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撮像素子のサイズ表記があるデモ用のフィルターをカメラの撮像素子に装着したところ
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Astro Duoナローバンドフィルターの分光特性。このフィルターは人工照明の影響を低減するためのもので、Astro Nightscape同様カメラのセンサーに装着して使用するタイプ
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武蔵オプチカルOptMag Plus。B4マウントレンズを大判センサー搭載カメラに装着するための光学式変換アダプター。B4のイメージサークルを大判センサーに対応するよう拡大光学系が内蔵している
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武蔵オプチカルOpt Mag TL-OMFF。フルサイズセンサーを搭載したカメラにスーパー35mmフォーマット対応PLマウントレンズを結合させるための光学式アダプター
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フジXマウントのカメラに対応したデジタル接写リングセット。10mmと16mmの接写リングをセットにしたもの
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電子接点付きアダプターMmlite CM-EF-NEX。キヤノンのEFマウントレンズをソニーEマウントカメラに装着するための電子接点搭載の変換アダプター
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K&F CONCEPT KF-CYMなど各種マウントアダプター。写真は電子接点に対応していないタイプ