プロフォトブースの一押しは、昨年9月に発表した小型のストロボ「A1」だ。プロフォトというと世界トップクラスのストロボメーカーであり、特にバッテリー式でコードレスのオフカメラフラッシュ「B1」や「B2」がプロのフォトグラファーに大人気だ。そんなモノブロックストロボやフラッシュヘッド+ジェネレーターで有名なプロフォトから、同社初のオンカメラとしても使える小型のストロボの発売が話題となっている。
A1のコンセプトは世界最少のスタジオライト。A1が従来のクリップオンストロボと違うとろは、丸型のヘッドを採用しているところ。従来のクリップオンストロボはヘッドが長方形のため、直射すると光が四角く写ってしまう。A1はヘッドを丸くすることによって、柔らかい光を作り出すことができる。A1の光を壁に当てて見せて頂いたが、確かに柔らかい光を実現できていた。そこは大きな特長といえるだろう。
「A1」はプロフォト史上最も小さなストロボで、オンカメラとして使用することも可能
ヘッドはラウンド型で、自然な減光部を作り出すことができるようになっている
また、モデリングライトが搭載されているところも特長だ。例えば、A1にはズーム機能が搭載されており、モデリングライトを使うことでシャッターを切る前にライティングの確認をすることを可能にしている。
A1自体にAirリモートと呼ばれる無線が内蔵されており、多灯で組みたい場合にオフカメラにした別のA1との接続はもちろん、同社のモノブロックストロボ「B1X」などとシームレスに接続ができる。A1はキヤノン用とニコン用が販売されており、ソニー用を年内に発売予定。
A1の光を柔らかく、滑らかにする専用のライトシェーピングツール「ドームディフューザー」。写真はモデリングライトを点灯させているところ
A1専用のやわらかく美しい光を作り出すことができるライトシェーピングツール「ソフトバウンス」。マグネット式マウントを採用しており、一瞬で装着と脱着を可能にしている
側面にはTTLとマニュアルの切り換えスイッチを搭載。AirTTLで写真を撮ると適正露出を獲ることができて、その適正露出の設定を維持しながらマニュアルで微調整をすることができる
大型でハイコントラストなディスプレイを搭載している