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Blackmagic Designブース動画
360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
25600までのデュアルネイティブISOに対応した「Pocket Cinema Camera 4K」を発表
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Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kに大注目だ。特長は、4K DCIの60p、HDであれば120pの収録に対応する。CodecはRAWとProResに対応。ProResであれば422、RAWであれば444のハイクオリティな画質で収録することできる。
マイクロフォーサーズ規格のセンサーサイズを採用し、ダイナミックレンジは従来のPocket Cinema Cameraと同じ13ストップ。収録自体は、これまではSDカードだけだったが、4K60pに対応したとこともありCFastカードにも対応。側面にカードスロットが各1ずつ装備されている。側面にUSB Type-C端子があり、外部のSSDなどのUSBケーブルで収録できる。
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MFT(マイクロフォーサーズ)レンズマウントを搭載
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標準のSDカードとUHS-IIカード、CFast 2.0に収録
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USB-C拡張ポートで接続した外付けSSDやフラッシュディスクに直接収録できる
これまでのPocket Cinema Cameraは暗さに弱いと言われていたが、Pocket Cinema Camera 4Kでは大きく改善されている。ISOは最大で25600で、初めてデュアルISOに対応。標準ISOは400と3200と2つあり、暗いところでも問題なく撮影をすることができる。
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25600までのデュアルネイティブISOに対応
前回のPocket Cinema Cameraから大きく進化したのが液晶パネルだ。液晶パネルがタッチスクリーンを採用し、フォーカスの照合を確認をしたりメニューの設定もできる。例えば、アイリスを調整できたりなど、ほとんどの作業がスクリーンでできるようになっている。
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タッチスクリーンのインターフェースで設定の調整、メタデータの追加、収録ステータスの確認を行える
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スクリーンでショットのフレーミングやフォーカスが行える
バッテリーもLP-E6に対応することで、1本で1時間程度の撮影が可能。持続時間の長い時間を使用するように改善された。また、これまでの機種でも要望があったというスチル機能を実現するために、スチル専用のシャッターボタンを搭載し、スチル写真を撮影することもできるようになった。
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スチル専用のシャッターボタンも用意されている
これまでのPocket Cinema Cameraは画はいいけれども、音は欠点と言われていたが、今回のモデルでは内蔵マイクを4つ搭載しており、クオリティの高い音声を収録可能。また、ヘッドホンやマイク、オーディオのミニXLRのインプットや、mini HDMIからフルサイズのHDMIになり、より使いやすくなっている。
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フルサイズのHDMIを搭載する
Fusionを統合した「DaVinci Resolve 15」を発表
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DaVinci Resolveのエディットのページ
DaVinci Resolveも15と新しくなり、新たにFusionのページが加わった。史上初めて、編集、VFX、カラー、オーディオ、これがすべて1つのアプリケーションで使えるソフトといっていいだろう。アドビのツールで例えるならば、After EffectsとPremiere Proが一緒のソフトになったイメージといった感じだ。それでいて引き続き無料版があり、有償版も税別33,980円で購入できる。
DaVinci Resolve 15は、1本のソフトですべての作業ができるのが特長だ。いちいちレンダリングとかコンフォームなどをして別のソフトに移動するなどの作業がまったく必要ない。従来バージョンでは、FusionとDaVinci Resolveの連携のために、Fusionコネクトという機能があったが、レンダリングをしなければいけなかったり、時間がかかる要素が多かったが、DaVinci Resolve 15からページをまたぐだけで変更ができるようになった。FusionだけでなくてFairlight、エディット、カラーのページにも全部で400種類程度の新機能が搭載・改善されているという。
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DaVinci Resolveのカラーページ
Blackmagic Designによると、DaVinci Resolve 15でかなり大型のソフトになったために、すべての機能を理解している義とは一人もいないだろうという。しかし、引き続きカラーページはカラリスト、編集は編集など、それぞれの使い方で使ってほしいとのことだ。
放送、オーディオビジュアルの両業界向けに設計された初のライブプロダクションスイッチャー「ATEM Television Studio Pro 4K」を発表
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ATEM Television Studio Pro 4Kも注目の新製品だ。昨年、ATEM Television Studio Pro HDを発売したが、デザインはそのままに、後ろのスイッチャー部分を変えることにより4Kに対応している。
SDIは8系統に対応しており、12G-SDI入力に対応。4K60pのスイッティングに8系統のスイッティングがこれ1台で可能になる。新たな機能としてマルチフォーマットに対応。各入力が別々のビデオフォーマット、解像度、フレームレートであったとしても、すべて変換して出すことができる。8系統すべてにTeranexの技術が入っているのも大きな特徴だ。
また、新たな機能としてFairlightオーディオの搭載があり、今までミキサーのみだったが、ダイナミクス、6バンドのパラメトリックEQが搭載され、非常に使いやすくなっている。あとは、オーディオのディレイがつくことによって映像と音声がうまく合わないという場合にもATEM側で、補正をすることができるようになっている。
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新たにダイナミクス、6バンドのパラメトリックEQを搭載
1台のコントロールパネルで4台のカメラをリモートコントロールできる「ATEM camera Control panel」
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ATEMカメラコントロールパネルは2月のイベントですでに発表していたが、NABで実機が世界で初めて展示された。4つCCUが一台のデバイスについており、アイリスのコントロールやRGBのつまみのコントロール、ホワイトバランスなどの調整ができるようになっている。
直感的に操作が可能で、カメラの番号を変えれば、さまざまなカメラをコントロールできるようになっている。CCUは4つだが、8つのカメラをコントロールしたいという場合には、パネルをもう1台導入することにより、8つのCCUコントロールを実現できる。
コンバーター類を4機種発表
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あらゆるSD/HDビデオフォーマットを他のSD/HDフォーマットに変換する「Mini Converter UpDownCross HD」
これまでのUpDownCrossは、720を1080などの解像度の変換にとどまっていた。Mini Converter UpDownCross HDは、今回新たにフレームレートの変換にも対応した。裏面にはたくさんのフォーマットが明記されていて、ディップスイッチで設定したフォーマットにすべての信号を変換してくれる。入力はSDIやHDMIの両方対応しており、出力もSDIやHDMIの両方対応しておいる。
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背面の設定一覧
また、パソコンの解像度に対応しているのも特長で、従来の放送用の解像度ではない少し変わった解像度でも変換して出力できる。スイッチャーにパソコンのソースを入れたいという場合の問題解決にも使うことができる。
Mini Converter Optical Fiber 12Gは、光ファイバーでSDIの信号を長距離伝送できるシステムで12Gまでの信号に対応している。Micro Converter BiDirectional SDI/HDMは、これまでMicro Converter HDMI to SDIとMicro Converter SDI to HDMIの2つの製品が発売していたが、それを1つにまとめた製品になる。
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SDI信号を変換して光ファイバーで長距離送信する「Mini Converter Optical Fiber 12G」
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SDIからHDMI、HDMIからSDIに同時変換する「Micro Converter BiDirectional SDI/HDMI」
SDIに入力したものがHDMIに出力され、HDMIに入力していたものはSDIに出力される。それが同時に別々のビデオフォーマットでも実現可能で、1台常時持ち歩いていれば、いろんな局面に対応できる製品となっている。
Blackmagic MultiView 4 筐体をMini Converterと同じ形にすることによって、非常に小型化してスリム化した製品になっている。HDまでの対応だが、4つの入力を4分割の画面に出すことができる。オーディオメーター、タリー、カスタムラベルなどすべて対応をしている製品になっている。
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