360°全天球動画

RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

外部アンテナを取り付け可能な「TVU One」の派生機種を発表

今回のNABでは、TVU Oneをベースにした外付けの外部アンテナを取り付け可能な機種を展示。名称はなく、TVU Oneの派生機種のような機種といっていだろう。ユーザーによってはいろんなネットワークの条件が悪いところでも安定して信号を送りたい場合があり、特にTVU Oneを車の中に搭載して移動しながら中継というパターンが最近特に多いという。このような場合には、今回発表された防滴型の外部アンテナを車の天井につけて送信することで、より安定したビットレートの高い送信ができるようになる。

強力なクラウドベースのライブ、マルチカメラプロダクションソリューション「TVU Producer Pro」

TVUは、クラウドベースのマルチカメラプロダクションソリューションの「TVU Producer Pro」を発表し、ブースにも早速展示されていた。TVUPackやTVU Anywhereのようなライブ素材を最大4つまでクラウドベース上でスイッチングしたり、グラフィックスをスーパーインポーズして番組の制作をするソリューションとなっている。

TVU Producer Proは、すべてクラウドのため、特にライブビデオ制作のハードウェアは必要ない。SDI出力などではなく、あくまでもインターネット上に直接ストリーミングをすることを基本的なコンセプトとしている。

また、グラフィックスをサポートしており、例えばどのようなゲームが行われているかや、今の得点の状況などの簡単なグラフィックをスーパーインポーズできる。

近年、インターネットに直接配信する機会が増えており、Facebook LiveやYouTube Liveのようなライブ配信の需要が高まっている。それらのアプリケーションにできるだけ簡易的にライブの素材を効率よく番組制作を実現するという思想で設計が行われている。

ルータを備えた小型・軽量の「TVU Nano」を発表

TVUルーターを搭載した「TVU Nano」もNABで発表された新製品だ。TVU OneにSIMを複数搭載した際のボンディング機能だけを取り出して製品化したのがTVU Nanoになる。

ルーターを搭載したTVU Nano

特長は、最大3つまでのSIMの搭載や、それに加えて2つの外付けのUSBポートを搭載し、最大5つまでのLTEや4Gネットワークに対応しているところだ。応用としては、ネットワークカメラのLANをTVU Nanoに繋ぐことで、より安定した高ビットレートのネットワークカメラのストリーミングができたり、プロダクション系の人がワイヤーキャストを使って現場で安定したストリーミングを行いたい場合に使用されるとのこと。

また、放送局ではSTORMやSkeedといったファイル転送のソフトとTVU Nanoと合わせて使うことによって、巨大なファイルをより高速に転送ができるようになるとしていた。

3つ内蔵のモデムを搭載し、3枚のSIMを搭載できるようになっている

可変ビットレートやチャンネル優先順位の設定機能を新たにサポートしたTVU RPSのv4.0

TVUリモートプロダクションシステム(RPS)のv4.0も初展示された。最大6チャンネルまでのフレーム精度が高く、ゲンロックされて同期化されたマルチカメラリモートプロダクションが実現可能。従来のIPを使ったエンコーダー、デコーダーではどうしてもカメラのゲンロック信号が外れてしまい、受信側でスイッチングするとどうしてもずれが発生し、スポーツ中継の場合は玉の位置が急にずれる問題が起きることがあったが、RPSを使うことによって、きちんとシンクを保ったままIP伝送ができるというのが一番大きな特長だとしている。

最大6チャンネルまでの信号をシンクをかけたままIP伝送できる「TVU RPS」

16チャンネルのAES/EBU内蔵SDIオーディオ、可変ビットレート(VBR)、チャンネル優先順位の設定機能を新たにサポート

新しく6チャンネルにそれぞれのビットレートの設定ができるようになり、そのときのネットワーク状況に応じて最適なビットレート値を設定できる。また、チャンネル優先順位の設定機能が搭載され、カメラ1、カメラ2、カメラ3という形でプライオリティ付けが可能で、ネットワークが不安定な際は主要なソースのカメラ1とカメラ2はなるべく高画質な画像を送れるようになった。

AIベースの音声からテキストを自動で起こせる「TVU Transcriber」をデモ

TVU Oneの最新バージョン6.5の説明コーナーも設けられていた。同バージョンにより、いくつか大きな改善点がある。1つはHVC265の画質の改善で、特に低いビットレート値の伝送でもノイズの少ない伝送ができるようになった。オーディオも最大16チャンネルまでサポート。リターンビデオも0.5秒から1秒ぐらいの低遅延で送れるようになった。

その他の面白いところは、クローズドキャプション機能の搭載だ。ライブの音声をテキスト化する作業は大変で、これまでは人がマニュアルで行うことが多かったが、クローズド・キャプションを実現する「TVU Transcriber」機能を搭載したことで、音声認識AI技術を使用して音声入力ソースからテキストをファイル形式に出力するか、テキストをビデオストリームに埋め込んでクローズドキャプションまたはオープンキャプションにするかを選択できるようになった。この機能は、約100カ国語に対応している。

PanasonicとTVU Networks、新しいカメラ/IP管理と配信の統合を発表

TVUはパナソニックと協業をさらに進め、パナソニックの「AJ-PX270」に搭載されているストリーミング機能を直接TVUのレシーバーで受けられるようになった。これまでは、IPアドレスの打ち込みなどの設定が面倒だったが、カムコーダーにTVUのPID、識別番号を持たせることにより簡単にPanasonicのカムコーダーが認識できるようになる。

TVUのレシーバー側からカムコーダーのスタート、ストップ、ビットレートの設定、ディレイの設定が可能。すでにPanasonicのカムコーダーを持っていて、TVUのレシーバーももっているようなユーザーにははかなり有効なソリューションになるだろう。

簡単にTVUのレシーバー上で選択できるようになる