小林洋介:ディレクター(監督、企画)
株式会社東北新社 OND°

2010年 早稲田大学第一文学部卒業後、CM制作会社Spoonに入社。プロダクションマネージャー業務の傍ら、細々と演出も始める。2019年OND°に移籍し演出専業に。2021年正式にディレクターデビュー。

――現在メインとなる業種を教えてください
CM/Web広告の演出がメインです。たまにMV、短編なども。企画、編集もやります。

――映像業界を目指した理由や経緯を教えてください
小6で「ガメラ3」「マトリックス」を観て映画好きになり、中学時代に美術の先生に自主映画作りを教えられ、高校~大学でも自主制作をしていたら辞めどきを見失いました。

――映像制作に関する知識はどうやって身に着けましたか?
仕事の現場で実際に使える知識は全部現場です。Adobe PremiereとAfter Effectsも独学で、今もエディターさんと作業するたびに新しいことを教えてもらっています。PMとしていろいろな監督につかせてもらったので、姿勢や考え方も少しは学べたと思っていますが、まだほとんど咀嚼中という感じです。
演出について体系的に(?)学んだことがないのはコンプレックスなのですが、学生時代に繰り返し聴取していた押井守監督のラジオ「押井守の世界 シネマシネマ」と今敏監督の「妄想代理人」演出ノートは、今でもたまに参照しています。

――映像業界で働くことの面白さや魅力、逆に苦労することを教えてください
面白さ・魅力:考えていたよりもよいものが撮れた/出来たときの興奮。力のある、魅力的な人たちと一緒に映像を作れること。
苦労する点:生活が不規則。

――ご自身の業務に欠かせない、またはよく使う機材や愛用品などを教えてください
コクヨ 測量野帳+STAEDTLER 771(1.3mmシャープペンシル)
コンテの清書はiPadで描きますが、ラフコンテ、思いつきメモ、打ち合わせの記録などは全部測量野帳にしています。子供時代からの憧れ・樋口真嗣監督を真似して使い始めたのが最初ですが、表紙が硬くて描きやすい、安い、持ち運びやすい、透けない/滲まないので最高です。色々と浮気しながら結局戻ってくる…ということを10年近く繰り返しています。
太いシャープペンシルも愛用しています。芯が折れない・勢いでメモっても字が崩れづらい・絵が描きやすい上に、お尻の消しゴムも優秀なのでオススメです。

過去の担当作品例:

  • ダイハツ ムーヴキャンバス COLORING LIFE TVCM
  • ショートフィルム「viewers:1」
  • 「チェンソーマン」PVなど
viewers:1
過去の担当作品:ショートフィルム「viewers:1」