伊藤純子:プロデューサー
株式会社IMAGICA Lab.
2013年入社。テレビ番組を扱う部署にて番組・LIVE等のポスプロコーディネートや海外への番組販売を担当。その後、CMを主に扱うポスプロ部署に異動。事務職、営業職を経て現在のテクニカルプロデュースグループにてプロデューサーとして従事。
――現在メインとなる業種を教えてください
TV-CMを中心に、その他Web広告やイベント等の映像制作サポート。また、「技術」、そして「生み出す」ということをテーマに2021年4月、コロナ禍に誕生した部署「テクニカルプロデュースグループ(略称:TPG)」に所属。
テクニカルプロデュースグループ業務内容
- 撮影方法、制作ワークフローのご提案
- CGなどの協力会社様のコーディネート
- 技術検証や制作技術サポート
- オンライン送稿
- 新規サービスの企画開発
- アセットマネジメント
――映像業界を目指した理由や経緯を教えてください
本当はライターになりたかったですが、どういうわけかここにいます。地元で映画祭を開催してしまうほど映画好きの父がいるので、その影響もあるかもしれません。
――映像制作に関する知識はどうやって身に着けましたか?
営業にいた頃は、基本はOJTで身に着けつつ、専門的なことは現場の人に教えてもらい、大方理解できたらあとはもう想像力でカバーしていたことがほとんどでした。私の責務は、専門的な深い知識を自分がつけるというより、リスクヘッジやコスト管理、社内外含めたリソースの把握、その分野に長けた人物の把握だと感じていました。最近はそれだけだと足りないので、ネットや書籍を使ってIT系の勉強をしています。
――映像業界で働くことの面白さや魅力、逆に苦労することを教えてください
面白さ・魅力:沢山の作品が生まれ、目まぐるしいスピードで技術が変わるだけに、「あの頃はこうだった」とか「あの作品はこうだった」みたいな、ひと昔まえの話を聞くだけでその人の歴史を感じられるのが面白いです。
苦労する点:世間一般にとって「映像作り」が急速に身近になり、映像=気軽に安価に作れるもの、という風潮が出てきている中で、その潮流に取り残されないようにしつつ、プロの作る映像の価値を揺るがさないことも我々の使命なので、そのバランスの取り方に日々悩んでいます。
――ご自身の業務に欠かせない、またはよく使う機材や愛用品などを教えてください
TPG内での情報共有・コミュニケーションツールとしてWork placeを多用しています。新しいことに手探りで挑戦することが多い部署なので、チームのメンバーにちょっとした相談や急いで意見を募らないといけない機会が多いのですが、メールや電話と比べて気軽に手早く意見交換や資料共有ができるので、重宝しています。