城田柾:DIT
TFC Plus

東京藝大大学院を卒業後、TFCPlus入社。2019年にDITデビュー。

――現在メインとなる業種を教えてください
TVCM、MV

――映像業界を目指した理由や経緯を教えてください
なんでもいいから映像に関わりたくて、初めはアニメ業界を目指そうと思っていたのですが、絵が下手なのでやめました。それで実写の方だったら技術的に何かできることはないかと考えました。

――映像制作に関する知識はどうやって身に着けましたか?
大学や専門学校ではDITについて教えてくれるところがないので手探りで色々な人に聞いたり、技術文献などを探り、中古機材を買い分解して独学で学びました。会社に入ってからは先輩の経験談などを知識として習得。DIT助手をほとんどしていないので現在は現場にて経験を蓄積中です。

――映像業界で働くことの面白さや魅力、逆に苦労することを教えてください
面白さ・魅力:今まで学んできた様々な技術や知識だけではなく、生活の知恵や趣味などを組み合わせられるところ。なにがなんだかよくわかりませんがとにかく作品が良ければヨシ!が通じる世界(本当は自分がそうじゃいけないんですけど…)。
苦労する点:ほんとうに想像できない問題がしょっちゅう起こります。本当に!しかし、冷静になると大体想像できるので、それをどれだけ準備するかで、現場での対処や作業の効率、質が決まります。

――ご自身の業務に欠かせない、またはよく使う機材や愛用品などを教えてください
ARRI ALEXAシリーズをよく使います。ARRIのLog-Cや709はドイツ人のセンスが光っていてオシャレです。Log-Cがオシャレというのもなんだか変な感じですが、ARRIRAWも含めてカラコレや仕上げがうまくまとまることが多い気がします。世代は新しくなっていますが、雰囲気や使い勝手が変わらないのは操作する人や仕上がりを想像することにおいて大きいと思います。でも本当はSonyのCineAltaシリーズが好きです。なんでかはよく分かりませんが日本人だからだと思います。
ROBO CUPというカップホルダーは必ずベースに付けます。カメラマン、機材部の先輩が海外の機材展で買ってきてくれた物ですが、これを付けていると雰囲気が出てかっこいいのと、DITベースの上に知らずに飲み物が置かれるのを防ぐことができます。

過去の担当作品例:

  • アコム
  • スタディサプリ
  • アサヒザリッチ
  • 星野源「創造」MV