坂谷稔:テクニカルプロデューサー
株式会社IMAGICA Lab.
2007年に入社。オフラインエディターを経験したのち、CM制作会社常駐のテクニカルプロデューサー兼ポスプロ営業として従事。現在はIMAGICA Lab.に戻り、CMの経験を活かしてプロダクション目線を心がけた案件のサポートを行なっている。
――現在メインとなる業種を教えてください
TV-CMを中心に、その他Web広告やイベント等の映像制作サポート。また、「技術」、そして「生み出す」ということをテーマに2021年4月、コロナ禍に誕生した部署「テクニカルプロデュースグループ(略称:TPG)」に所属。
テクニカルプロデュースグループ業務内容
- 撮影方法、制作ワークフローのご提案
- CGなどの協力会社様のコーディネート
- 技術検証や制作技術サポート
- オンライン送稿
- 新規サービスの企画開発
- アセットマネジメント
――映像業界を目指した理由や経緯を教えてください
大学では主に商業映像制作を学んでいたのですが、Final Cut Proを触る機会が多く編集に興味が湧いたため、IMAGICA Lab.の採用に応募しました。
――映像制作に関する知識はどうやって身に着けましたか?
映像の基礎は大学時代、そしてアシスタントエディター時代に身につけていましたが、SDからHD、4K/8Kに移り変わり、撮影もデータ撮影の時代になるなど、目まぐるしく技術が進歩していく中で、PRONEWSや業界人のブログなどを拝見しています。
しかし、実際に触れてみることで「メリット」「デメリット」がわかったりするので検証的な案件で知識を蓄えることが多いです。また、グループ内で技術情報を交換しやすい時代になったので、同僚の興味関心を共有してもらうことで、自分の知識を深めています。
――映像業界で働くことの面白さや魅力、逆に苦労することを教えてください
面白さ・魅力:まるでパズルゲームのようにワークフローは作品毎に変わっていくのですが、その時の課題にピースがはまって、作業がスムーズに流れていく時が面白いです。また、「ありがとうございました」「無事納品できました!」とお客様から聞けた時や、実際に街頭ビジョンやネット上で自身が携わった映像を目にする時が一番のやりがいです。
苦労する点:新しいことや自分の知識にないワークフローの場合、「課題は解決できているだろうか」「この進め方でこの先問題は発生しないか」を常に考えています。お客様に出した提案がいかに受け入れられるかはいつも緊張しますね。伝える力、わかりやすい表現力も必要になるので、相手の気持ちになって考えることにはまだ苦労しています。
――ご自身の業務に欠かせない、またはよく使う機材や愛用品などを教えてください
Adobe CCは手放せません。検証、データ出し、データチェックのほか、プレゼン資料作成などにも使用しています。