AJAブースでは、カラーマネージメントワークフロー用のコンパクトで高性能なコンバーター「ColorBox」の最新バージョンV2を展示。
ColorBoxは、放送局、ライブイベント、撮影現場でのカラー変換ニーズを満たすために設計された12G-SDI対応デバイスだ。SDR、HDR、WCG（広色域）信号に対応し、12G-SDI入出力とHDMI2.0出力を使用して4:2:2 10bit 60pまたは4:4:4 12bit 30pまでの4K/UltraHDに対応する。独自のカラー処理パイプライン「AJA Color Pipeline」を含む5つのカラー処理パイプラインを利用してカラー変換するのが他とは違う大きな特長だ。33pt 3D LUTプロセッサを中心に構築されたAJA Color Pipelineは、4種類の1D LUTと2種類の 3×3マトリックスを扱え、ファイル管理用ライブラリには3D LUT、1D LUT、3×3マトリックス用にそれぞれ16つ設定ファイルが保存可能。ライブ出力へのオーバーレイ機能や、SDR/HDRのテストパターンも内蔵されており、かなり包括的にカラー処理を制御することができる。
また、今回のNABにて新たにビデオアシストソフトウェアQTAKEとの統合を発表。SKAARHOJ社や CyanView社のコントロールパネルにも対応しているため、ブラウザベースのUIだけではなく、放送/ライブ向けにハードウェア制御でプロセスアンプやRGBカラーコレクターの調整も可能だ。
