Zero Densityブースでは、報道向けバーチャルセットのグリーンバックステージと、バスケットボールのバーチャルセットが用意されたLEDベースのXRステージでデモを行っていた。今回のNABで発表した製品は、今年の7〜9月に発売を予定しているUnreal Engineをベースにしたオンエアグラフィックシステム「ZD | OAG」と、バーチャルセット用カメラトラッカー「Traxis Camera Tracker」。また、昨年のNAB発表当時はタレント(被写体)1人の人物追跡が可能な「Traxis Talent Tracker」だったが、今回のメジャーアップデートにより、複数人のタレントを同時に追跡できる機能が追加された。

これまでXRプロダクションのリアルタイム合成に注力してきたZero Densityだが、今回の発表に伴い同社のコントロールUI「Reality Hub」でこれら全てをコントロールできる、総合的なグラフィックシステムとしてNABで公開できたことがとても大きな発表とのことだ。


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