制作環境の変化
昨今、映像活用の多様化に伴い、映像作品を公開するプラットフォームや視聴環境も大きく広がっている。この業界に足を踏み入れたのが2000年前後。ちょうどアナログからデジタルへと移行する過渡期であった。一般家庭にはDVDプレイヤーが普及し始め、各カメラメーカーからは独自のデジタル規格が次々と発表されていた。
それまで「アナログ」という共通規格に基づいていた映像制作は、記録フォーマットを含め、メーカーごとの独自デジタル規格へと姿を変えていったのである。必然的に、映像制作に必要な周辺機器にも変化が求められた。
さらにその後は、SDからHD、4K、8Kへと高解像度化が進み、スマートフォンやタブレットといった小型デバイスで映像を視聴する環境も、もはや当たり前の時代となっている。
映像業界は常に技術革新と環境変化に適応し続けてきたが、その快適かつ効率的な制作環境を支えてきたのが「Side Gears」と呼ばれる多様な機材である。
様々な役割を担うSide Gears
一口に「Side Gears」と言っても、その役割や活用方法は多岐にわたる。たとえば、三脚やジンバル、マイク、照明といった撮影を直接的に支える機材がその代表例だ。

さらにモニター、コンバーター、映像無線伝送など、映像のチェックや伝送、通信を効率化するもの。

他にも、ストレージやカラーグレーディング用コンソールなどポスト作業に必須のギアが、たくさん存在する。

今回の特集は、映像業界において、その時代に合わせた快適かつ効率的な制作環境を支える様々な機材「Side Gears」を映像業界の様々な分野のプロフェッショナルに紹介してもらう。1人でも多くの方の目に留まり、少しでも制作活動のヒントになれば嬉しく思う。
特集INDEX
Vol.01 シネマカメラとともに現場をサポートするギア紹介 2025/09/12公開
田村雄介(株式会社YT Visions)
Vol.02 現場での「スピード」を支えるギア紹介 2025/09/19公開
水兼大作(株式会社Terrasse)
Vol.03 クルマのカッコよさを最大化するギア紹介 2025/10/01公開
浜崎大祐(株式会社CLIPS)