txt:茂出木謙太郎 構成:編集部
AR/VRの未来予想図
事の発端は、今年SXSWに参加したことから始まる。もともとVRコンテンツの開発に注力する年になると決めて動いていたが、まさかここまでどっぷりとVR漬けになるとは思っていなかった。
SXSWには、NASAのセッションやコンテンツの展示がたくさんあり、宇宙好きの同行スタッフと盛り上がっていた。中でもVRを活用した火星探索のプロジェクト「NASA is Creating a Virtual Reality Mission to Mars,The Mars 2030 Experience」は、日本のVRファンや宇宙ファンには記憶に新しい。
そんなことで興奮して日本に戻り開発に勤しんでいたわけだが、ある日突然イベントの企画話が盛り上がってきた。
VRコンテンツ開発を考える
これから先のVRコンテンツ開発を考えると、やはりVRの世界だけではなく、MRを前提として考えたいというのは誰もが思うところではないだろうか。そうなると、先人としてセカイカメラやHololens、NASAの研究などたくさんの事例があり、最先端ではどのような研究を行っているのか知りたくなる。
そして人工知能とVRの関係も侮れない。現実世界でコミュニケーションする相手は、直接会うことで顔を見れば人間かどうか分かる事が多いが、VRでコミュニケーションする相手は直接会っているつもりでも、全てコンピュータが賄っているかもしれない。サービスと表現が一致するという意味では、VRの世界のほうがAIを利用したサービスの深淵を覗けそうな気がする。
またロボット技術は、テレイグジスタンスやAIなどのテクノロジーの集合体だ。ロボット研究者の立場から、VRやARへの技術の転用や、VRやARからロボットへの技術の転用などを伺いたい…。そしてVR最前線の研究者の皆さんにも声をかけたい。そんな話の流れのでついに今月、イベントを開催することになった。登壇していただくのは「どうやってコレだけの人にお声がけできたのですか?」と多くの人から疑問を投げられたほど素晴らしい先生揃い。
PRONEWS読者の皆様用に、割引コードを発行したのでぜひ活用いただきたい。会場でお会い出来ることを楽しみにしております!
トークイベント「HACK THE FUTUR」
■松原仁先生「アンドロイドは電脳世界の夢を見るか」
人工知能はどう進化しているか 機械学習による劇的な進化を人工知能の重鎮が語る ■梶田秀司先生
「ロボットが不可欠な未来と実情~ブレークスルーするのはこれだ!」 ■井口尊仁社長
「時代の流れを読んだサービスはどうやって生まれるのか」
「セカイカメラ」「Telepathy」を手掛けた井口氏の次なる挑戦。新製品「Baby」とは ■ヴィクター・リュオさん
「NASAが選んだHoloLends VR最先端を走るNASAがHoloLendsの可能性を語る」 ■藤井直敬先生
「VR X ARTから見えてくる人のつながり」 ■杉本真樹先生
「生体医療情報によるVR/ARが医療技術と人類の進化を加速する」
HACK THE FUTURイベント情報
【HACK THE FUTUR】
■開催概要
日時:2016年10月23日(日)
12時開場13時開始~20時終了会場:WATERRAS COMMON-ワテラス-コモン
主催:株式会社キッズプレート
協賛:デジタルハリウッド大学大学院
後援:公益財団法人画像情報教育振興協会、一般社団法人VRコンソーシアム
■お申込み方法
※同イベントは有料ですが、PRONEWS割引がございます
イベントページよりチケットをお申込み下さい。
割引コード:pronews