動画レポート
ファイルベースワークフローのクラウドとAI
ファイルベースワークフローのクラウドとAIについて紹介しよう。ファイルベースのワークフローに関しては、クラウドを活用したファイルベースワークフローがトピックだ。従来のメディアはオンプレシステムによるファイルベースワークフローだったが、昨今はクラウドを活用したファイルベースワークフローの要望が非常に高まっているという。
その中でソニーは、Media Backbone NavigatorXと呼ばれるコンテンツ管理システムを提供中だ。これは従来、オンプレのシステムで導入したとしても、クラウドでの構築にも対応する。NavigatorXの特徴は、オンプレシステムとハイブリッドハイブリッドで構成可能なため、ユーザー側の運用やワークフローに合わせて、その局内のシステムと連携させた形でのシステムの構築が可能。
また外部のサービスとAPIを通じて連携が可能。AIエンジンやアーカイブサービスを活用することをワークフロー全体の改善、効率化を支援する。
■IP Liveプロダクションシステム
こういったクラウドやファイルベースのソリューションが広がっていく中で、国内の制作フォーマットとしてプロフェッショナルディスクを使ったXDCAMが活用されている。その中でも特に最近は、ファイルベースの進化に合わせてより高速化の要望が高まっているという。
そこで、XDCAMドライブの新製品「PDW-U4」を2020年12月に発売。PDW-U4は、光学ヘッドを従来機に比べて倍の数にしており、光ディスクからの読み込み速度は約2倍、書き込み速度は約1.7倍の高速化を実現。より短時間にサーバーやクラウドとアップロード、ダウンロードを実現できるとのことだ。