トータルシステムとしての運用性を追求したHDスタジオカメラ(海外向けモデル)2モデルが登場

パナソニックNAB2020で展示予定だったHD Studio Camera(海外向けモデル)の新製品「AK-HC3900GJ(Tajimi connector model)」「AK-HC3900GSJ(LEMO connector model)」を紹介しよう。

AK-HC3900GJ/HC3900GSJは、1080p HDRに対応した新HDスタジオカメラ。カメラコントロールユニット(CCU)AK-HCU250PJ/HCU250PSJ/HCU250EJ/HCU250ESJや、リモートオペレーションパネル(ROP)AK-HRP250GJも同時に開発し、トータルシステムとしての運用性を追求。カメラとCCU間は長距離光伝送が可能で、CCUとROP間はシリアル接続の他、IP接続も可能で、ROPはPoEに対応している。有償にて4Kアップグレード(2021年度提供予定)にも対応しており、CCUから12G/3G/HD同時出力が可能。

新製品のこだわりポイント、特長は以下の通り。

  1. 大判センサーを搭載し、高解像度・高感度・低ノイズを実現
  2. マルチフォーマットに対応
    (1080:59.94p、50p、59.94i、50i、29.97PsF、25PsF、23.98PsF:720:59.94p/50p)
  3. 自動色収差補正機能(CAC)、スキュー低減機能、DRS(ダイナミックレンジストレッチャー)機能を搭載
  4. 3G-SDIトランク、3G-SDIプロンプタ機能を搭載
  5. HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応
  6. 4Kアップグレード(2021年度/有償)する事で、4K/HDR/BT.2020の12G-SDI出力が可能
    (12G出力はAK-HCU250PJ/HCU250PSJ/HCU250EJ/HCU250ESJから出力される)

スタジオ撮影だけでなく、運用性や操作性が求められるスポーツやライブイベントなど、様々な用途に柔軟に対応している。また、性能と求めやすい価格を両立させているという。

■一言アピール!

パナソニックのローエンドスタジオカメラとしては約8年ぶりの新製品となります。HDカメラとして十分な性能を備えるとともに、本格4K運用へのアップグレードを実現した本システムを、どうぞよろしくお願いいたします。