富士フイルムは、AFTER BEAT 2024の同社ブースで「GFX100 II」や「Duvo 24-300mm」を展示した。
GFX100 IIは、中判クラスの撮像素子43.8mm×32.9mmを搭載し、FUJIFILM Gマウントを採用するミラーレスカメラだ。今回のデモでは、シネマ業界の動画で採用の多いPLマウントの変換マウントを使用して富士フイルムシネマカメラ用ズームレンズ「Premista」の搭載を実現。本格的なシネマ動画撮影仕様をデモしていた。
GFX100 IIには、「GFモード」「Premista」「35mm」「アナモフィック(35mm)」の動画フォーマットモードを搭載する。マウントアダプター経由で装着したシネマレンズに対して、最適に撮影できる仕組みが取り入れられている。「Premista」モードは、富士フイルムの「Premista」シリーズに対応するモードで、シネマ業界で人気の本格的なシネマレンズの使用を実現可能にしている。
アクセサリーは、ATOMOS「SHOGUN」7インチレコーダー、リグはSmallRig製、ベースプレートとサポーターはWooden Camera製、Vマウントバッテリーはアイ・ディー・エクスの「Imicro-98P」、長時間撮影や高温環境下での動画撮影をサポートする純正アクセサリーの冷却ファン「FAN-001」を搭載する。
もう1台は、「FUJINON HZK24-300mm」、愛称「Duvo」のデモだ。スーパー35mmセンサーに対応するPLマウントレンズで、ソニーのBURANOと組み合わせてデモが行われていた。
放送用レンズといえばB4マウントがお馴染みだが、HZK24-300mmはPLマウントを採用。ソニーやARRIのシネマカメラでライブ撮影というスタイルが拡大中だが、HZK24-300mmはスーパー35でライブやスポーツにお対応する放送用ズームレンズだ。
ポータブルタイプの放送用ズームレンズと同じドライブユニットを搭載する。ズームデマンドやフォーカスデマンドを用いた、放送用レンズと同じ撮影スタイルで操作が可能。また、映画・CMなどの制作現場で使用されるワイヤレスレンズコントローラーに接続することで、フォーカス/アイリス/ズームの遠隔操作が可能。シネマ業界で主流の撮影スタイルである、フォーカス操作専任者によるピント合わせにも対応する。