Blackmagic Designによると、東京都新宿区にスタジオを構える、株式会社コザカヤモーションピクチャーズがファッションメディアの一部YouTubeコンテンツをPocket Cinema Camera 6K、Pocket Cinema Camera 6K ProデジタルシネマカメラおよびDaVinci Resolve Studio、Video Assist 3Gを含むBlackmagic Design製品で制作しているという。
同社はファッションメディアやテックメディアなどの媒体企画の撮影を請け負っており、主にYouTube配信コンテンツの撮影を同スタジオで月に数回行なっている。これらのコンテンツの制作ではPocket Cinema Camera 6KおよびPocket Cinema Camera 6K Proの2台を使用しており、確認用のモニターとしてVideo Assist 3Gも使っている。
同社代表の河原啓太氏は、次のようにコメントしている。
河原氏:ファッションメディアの室内撮影では、12:1のBlackmagic RAWで収録しています。カメラに内蔵されているフォルスカラー機能は、コントラストを確認したいときに便利でよく使います。
同社自社スタジオには、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6Kといったカメラのほか、ATEMスイッチャーシリーズ、DaVinci Resolve StudioソフトウェアおよびDaVinci Resolve Micro Panel、Blackmagic Video Assist 7" 3Gなどが導入されている。
河原氏:Pocket Cinema Camera 6Kが出た時にRAW撮影が可能でEFマウント対応だったので、1台導入してみました。その後、配信事業でATEM Mini Pro、ATEM Mini Extreme ISO、ATEM 1 M/E Advanced Panel 10を導入したときに、配信用カメラとして追加で3台導入しました。
その後、6K Proモデルが発売されて価格も手頃だったので、それを1台加えました。ファッションメディアの室内撮影ではPocket Cinema Camera 6KおよびPocket Cinema Camera 6K Proの2台を使用しています。
また、DaVinci Resolveもカラーコレクション作業でよく使われているという。
河原氏:DaVinci Resolve Studioを使い始めたのはBlackmagic Pocket Cinema Cameraを買ってからなのですが、ファッション系の企画ではカラーコレクションが必要とされることが多いです。色にシビアな動画で、ワークフローがより効率的なのでDaVinciで編集も行うことが多いです。DaVinci ResolveはBlackmagic RAWがすごく操作しやすいのと、他社のカメラのRAWファイルも調整しやすいところが良いですね。
DaVinci Resolveでは、パッチリプレイサー、トラッカー、ノイズリダクション、スタビライザーなどをよく使います。これらの機能を使用してモデルや女優さんのスキントーンのレタッチなどを行います。
また、カラーコレクションをするときはDaVinci Resolve Micro Panelを使用しているのですが、特にリップなど化粧品に関してはクライアントからの色の指定が厳しいことも多く、クライアントから渡された写真と同じ色合いにしておかなければならないので、光の加減で生じてしまった本当に絶妙な色の差などをパネルで調整しています。