Inter BEEで網羅するオーディオは、テレビ放送だけでなくラジオ放送や公開放送用のSRシステム、連絡回線など実に多岐にわたるが、各社の新製品を中心にピックアップしてみよう。オーディオはアナログからデジタル、モノラルからステレオさらにはサラウンドと時代を追って進化してきたが、今年辺りからそうしたトレンドは落ち着きつつあり、製品のバラエティや性能など様々な製品を各社とも投入してきた感がある。

デジタル化といった側面を見ると一般にMP3のような圧縮系のフォーマットが普及してしまい、SACDやDVDオーディオのようにハイエンドな志向は極めて少数派になってしまった。よりハイクオリティーという方向性から現実的な方向へ、エンドユーザーから制作までも含めて製品化が進む年となりそうである。

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1 ティアック (ブース#4401)
DR-40
TASCAM DR-40.jpg 9月に発売になったハンディタイプの24bit/96kHz対応リニアPCMオーディオレコーダー「DR-40」およびソリッドステートステレオオーディオレコーダー「SS-R200/SS-R100」が新製品として出展される予定となっている。SS-R200/SS-R100は記録媒体にSDHCメモリーカードやUSBメモリーを使用でき、DR-40には外付けバッテリーパック「BP-6AA」やリモートコントローラー「RC-10」がオプションとして用意される。
2 オーディオテクニカ (ブース#4402)
50周年記念モデル各種
itb2011オーディオテクニカ50th.jpg 2012年4月に創立50周年を迎えるオーディオテクニカは50周年記念モデルとして、ヘッドホン、マイクロホン、レコードカートリッジなどが発売になる。業務用音響機器としては、サイドアドレスマイクロホン「AT4050URUSHI」、ハンドヘルドマイクロホン「AE6100/LE」、インストルメントマイクロホン「ATM25/LE」、ATCS-60シリーズの会議マイクユニット「ATCS-M60ANV」があり、12月から順次発売になる。
3 シグマシステムエンジニアリング (ブース#4201)
RS806
itb2011RS806.jpg 小型ポータブルミキサーの定番ともいえるSSシリーズのデジタル版「SS-302Rex」のほか、ドラマやロケーション用「RS806」、同社のアナログ技術を駆使して設計された「BSS-1204」、パワードモニタースピーカー「SA-77」「DIGITAL JEEP SYSTEM」などが出展される。SS-302RexはアナログミキサーSS-302と同じサイズでPCM録音機能を搭載しており、フルデジタルで集音からレコーディングが行える。
4 ヤマハ (ブース#4113)
M7CL StageMix for iPad V2.0
StageMix for iPad.jpg デジタルミキシングコンソール「M7CL」やライブSR/設備音響用デジタルミキシングコンソール「LS9」のパラメーターをワイヤレスコントロールするiPadアプリケーション「M7CL StageMix for iPad V2.0」および「LS9 StageMix for iPad V2.0」といった新製品を出展する予定。いずれもコンソールのEQカーブ、CUEボタン、ONボタン、フェーダー、レベルメーターなどのパラメーターをiPadを使ってワイヤレスコントロールする事ができる。これによりステージ上などミキサーから離れたパフォーマーのポジションから直接ミキシングパラメーターを操作できるようになる。
5 タムラ製作所 (ブース#4305)
AMX-12D
itb2011タムラAMX-12D.jpg アナログポータブルミキサーAMX-12STの機能を継承した12チャンネルデジタルポータブルオーディオミキサー「AMX-12D」や12チャンネルポータブルオーディオミキサー「AMX-012」、8チャンネルポータブルオーディオミキサー「AMX-08」などが新製品として出展されるほか、B型ワイヤレスマイクロホンシステムもハンドマイク型やツーピース型、チューナー、アンテナなどのシステムとして出展される予定。
6 ディーエスピージャパン (ブース#4212)
SX-ES64
itb2011SONOSAX SX62R.jpg 同社が取り扱っているSONOSAX社の「SX-62R」や「SX-ES64」などを新製品として出展。SX-62Rは、SSD&CFメディアに対応した8トラックのデジタルオーディオレコーダーで、ミキサーがビルトインされているため、スタンドアローンでミキシングした音声を収録することができる。また、記録は44.1~192kHz@24bitをサポートしているほか、BWFチャンクのPCM WAVデータと iXMLメタデータ(モノ、ステレオ、ポリフォニックファイル)フォーマットに対応している。SONOSAX SX-ES64は、コンパクトな6ch入力/4グループ出力対応のミキサーで、オプションで96kHz/48kHz に対応したA/D コンバーター(AES)を装備することができ、各チャンネルのダイレクト出力やメイン出力をデジタル出力することが可能。
7 ヒビノ (ブース#4413)
DiGiCo SD11 他
itb2011DiGiCo SD11.jpg ラックマウント可能なDiGiCoの小型デジタル・ミキシングコンソール「SD11」、ShureのハイエンドワイヤレスシステムUHF-RやUHF-RMWと互換性のあるチャンネルプランを採用したワイヤレスパーソナルモニターシステムの最高峰モデル「PSM1000」、DJ ソフトウェア「Scratch Live」に対応したオーディオ・インターフェースRaneの「SL2」「SL4」、iBassoのUSB-DAC内蔵小型ヘッドホンアンプ「D5 Hj」、DPAのモジュラー式マイクロホン「2000シリーズ」、PMCのトールボーイ型スピーカーの最上位モデル「PB1i」をベースにしたシグネチャーモデル「PB1i-Signature」などを出展する。
8 オタリテック (ブース#4612)
GENELECアクティブモニターシステム
itb2011GENELEC.jpg DSPモニタリングシステム対応商品のほか、3ウェイ同軸モニター「8260A」などのGENELECアクティブモニターシステムや、コンパクトタイプからラージタイプまでLAWOコンソールのラインナップなどが出展されるほか、光ファイバー伝送によるインカムシステムとしてRIEDELのMediorNetCompactなどの新製品も出展予定となっている。
9 ローランド (ブース#4607)
R-1000
Roland R-1000 HDDレコーダー「R-1000」やアマチュア用映像編集システム「Video Canvas DV-7G」などの新製品を出展。ポータブルレコーダー「R-26」は、異なる指向性を持った2種類の独立マイクを搭載しているほか、2系統の外部マイクを入力にも対応しており6チャンネルの同時録音が可能だ。HDDレコーダーR-1000は、REAC機器とダイレクトに接続することで最大48トラックの収録が可能なほか、リムーバブルHDDを採用しており、DAWとの連携もスムーズ。
10 花岡無線電機 (ブース#4610)
DLM-84/DVM-82
itb2011ミキサーDLM.jpg NTTコミュニケーション科学基礎研究所が開発した残響制御技術「HIFI REVERB」を用いたスタジオ向け業務用エフェクターユニット「HIFI REVERB ENCODER」のほか、デジタルラインミキサー「DLM-84/DVM-82」や小型レシーバーモニター「PA-6H」、2chラインアンプ「HLA-1A」などの新製品を出展。HIFI REVERB ENCODERは5.1chのソースをサラウンド感を維持しながらステレオ化できるもので、仮想音源生成技術を組み合わせてステレオ音源の自然なマルチチャンネル化が可能。

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